2024年11月08日

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(994話)

『何をやってもしかられる?』





「後半も名朋が先制!!!!!」


「17点差!!!!!」


「第3Qに入っても、何も変わらないのか???!」


「安西マジックも、名朋相手には通用しない………????」



後半、誰もが期待した湘北の逆襲………安西のマネジメント&ハーフタイムの作戦(修正)に、注目が集まったのだが、、、


名朋がいきなりその光を打ち砕く………



高頭「スポーツにおいて、その作戦が、毎回当たるという事はあり得ない………」


堂本「それは、安西監督と云えども同じ………」


佐藤「仏と呼ばれても、安西先生も同じ人間です………」







現に、湘北後半最初の攻撃、、、





噛み合わない!!!!!!!!





意図的に流川に回そうとするのだが、、、


ここが、まず遅れる



前半、数字上4ものスティールを記録している大村の存在が、気になっている


清田「一年坊(須形)が、相当大村の事が気になって、パスを出しづらそうにしているな??!!」


樽瀬「核である流川さんに入りにくいから、湘北の全ての攻撃が、いつもよりワンテンポツーテンポ遅れる!!!?」


安倍「それだけ大村のディフェンスが効いているって事だ??!!」


菊地「シューターとしても、めちゃくちゃ嫌な相手なんだよな………!!!?」


記者席

彦一「大村君、前半だけで4スティールって、どえらい数字やで!!!?」


町田「それ以外でも、相手のターンオーバー誘ったり、それがアウト・オブ・バウンズになったり、数字以上にかなりボールに絡んでた印象だ!!!!」


中村「それも大概の時間、流川君とのマッチアップだったのに……スゴい!!!!」


弥生「前半の影のMVPは、彼と言っても過言ではないわ!!!?」





湘北の攻撃は、漸く流川に渡るのだが、、、


既にショットクロック残り10秒程度


必然的に流川の1on1になり


湘北は、これに懸けるのだが、、、



無数にある技とその選択肢のうち、流川は今回ーーーー



その中でも最も難易度の高い技とされるステップ・バックのスリーを選択


それもスリーポイントラインより1m程遠いディープスリー!!!!!!!!



流川(決める!!!!!)



並の選手ならば、無謀とも言えるこの選択



だが、、、



湘北ベンチ・応援団


「行けぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

「流川さん!!!!!!!」

「エース!!!!!!!」

「入って!!!!!!!」



そして会場、その他多くのバスケファンも、、、

「ステップ・バック・スリー!!!!!!!」

「ディープスリー!!!!!!!!」

「流川!!!!!!!!」

「入るかぁぁぁ????!!!!」



と、期待!!!!!!!!


""あの流川楓なら""何が起こっても驚かない〜


最早、疑う者は少ない!!!!!!!!




シュッ!!!!!!!!



後半最初の攻撃、希望のディープスリーは、、、













ガコォンッ!!!!!!!!








落ちたぁぁぁぁ!!!!!!!!





リバウンドは、河村がキャッチ!!!!!

河村「おっしゃ!!!!!儲け儲け!!!!!」

直ぐ様、伊達翔太にボールを渡す





これを受け湘北サイドは

ああぁぁぁーーーーー

と、落胆





流川も「ちぃ!!!!?」と悔やむ






そして、、、


清田「流川でも落ちる予感がした……野生の勘で………」


樽瀬「やはり、攻撃のリズムは良くなかった………」


菊地「シューターとしても、いいテンポで打たせてもらえなかったか………???!」


嶋「ただでさえ難しいプレイだしなーー!!!?」


彦一「勿論、流川君なら何やっても不思議やないんやが………」


畑山「流川と云えど、チェックが速いし長い腕が気になったか???!」


安倍「やはり大村のディフェンスが効いている!!!?」





大村博満ーーーー


前半同様、後半スタートも黒子と言える大村にスポットが当たる






そして続く着目される争点



『ハーフタイムの作戦により、流れは変わるのかーーーー????』



ここにも注目



弥生「まだ一本だけど、名朋はエースが決め、湘北はエースが外した………」


彦一「明暗が分かれる形となったで………」汗


中村「この結果が与える印象は、割りと大きいのでは………????」


町田「後半、湘北は気持ちをリセットして挑んだだけにな………」





湘北側にとっては、何とも言えぬ形で後半がスタート





そして再度名朋の攻撃へーーーー


湘北は速攻を止めるとともに、前半より前からのタイトなディフェンス


「?????」

「フルコート???!!」

「湘北、仕掛けてきた???!!」

「後半は、前から当たる作戦だ???!!」




だがこれには、名朋司令塔・伊達翔が安定した突破力で、独りで打開、ハーフまでボールを運ぶ!!!!!


そして、ボールに弟・伊達健が絡んでくる!!!!!


兄の後ろをぐるりと周り、手渡しでボールを受け取る!!!!!


そして伊達健はボールを持つやいなや、小刻みにジャブを入れ、そしてドライブを仕掛ける!!!!!


これには、天崎がきっちり対応するのだが、伊達健はもう一度伊達翔に預けて、自身は素早くカットし、次に備える!!!!!


伊達翔が再びハンドラーとなり、ピックの指示を出す


そこに、森重が動き出す



桜木「あっ????デカ………???!!行ったぞサンシーーー」


ドシドシドシッ!!!!!!!!


バッ!!!!!!!!


伊達翔のマークマンである須形に森重がスクリーン


伊達翔はそれを迷わず、引っ掛けドライブ!!!!!


ドッ!!!!!!!!



須形も桜木の声虚しく「うっ???!」(何て分厚い壁だ???!!)と、引っ掛かる



桜木は、前半披露したショーディフェンスを駆使し、伊達翔&森重両方を上手くカバー!!!!!


桜木「シン・桜木スペシャル・両方守るディフェンスーーーー!!!!!!!!」


と、意気込むのだが、、、





これに、伊達翔が取った行動は、、、



ぴょーーん



と、ピック&ロールで前進するはずだった進路を、桜木のショーディフェンスを警戒してか、一転!!!!!



真横に大きくステップして、スリーの構え



「こちらも、(サイド)ステップ・バック・スリー???!!」


流川「????!」 


桜木「ぬっ????!」



完全に桜木のショーディフェンスを逆手に取った動き



これで伊達翔、須形からも桜木からも大きく距離が出来、完全なフリー!!!!!



清田「上手ぇぇーー!!!!?」



だが、これに反応出来た、いや反応してしまったのが、、、



天崎和彦!!!!!!!!



二線の位置にいた天崎が想わず、フリーの伊達翔に対し、ヘルプで、その方向へ体重が乗り、一歩外へ足が出てしまう







そこを???!!



この兄弟は、、、



見逃さない!!!!!!!!





バァァァァーーーーー!!!!!!!!


弟・伊達健は、天崎が外に出たのと全く逆の動き、ゴールへ直進するカット



シュッ!!!!!!!!


兄・伊達翔は、伊達健のその動きに構えていたスリーを止め、ノールックパス



畑山「バックドア!!!!?」


樽瀬「上手い!!!!!」





天崎は

「ああぁぁぁ???!!!!」(しまった???!!)

と、振り向き悔しがる





伊達兄弟が、完全に相手の裏を取ったプレイ



伊達健、兄からの完璧なパスを受け取り、そのままリングに突っ込む!!!!!!!!



だが、、、



これにも瞬間的に、反応する男がいる!!!!!









「ヤラせねぇ!!!!!!!!」



こちらもディフェンスに定評のあるーーーー





荒石だった!!!!!!!!





自分のマークの河村を放置してまでの、捨て身のヘルプでゴール下へ!!!!!



そして、ブロックに跳ぶ!!!!!!!!



荒石「譲らーーん!!!!!!!!」



だがこれに伊達健太は、直ぐ様コーナーにいるその河村へインサイド・アウト!!!!!

清田「上手ぇぇぇ!!!!!」

畑山「ナイス!!!!!」

樽瀬「展開が速い!!!!!」



荒石は、振り返り「ちっ????!」覚悟の上だったが、悔しがる





河村「おっしゃ!!!!!」





そして湘北ディフェンスは、この河村に対し、流川が鬼のスピードからローテーションで周る


流川「やらせん!!!!!」






だが!!!!!河村はこれを察知、冷静に同サイド45度の大村にエクストラ・パス!!!!!



サッ!!!!!!!!



河村、ニヤリッ



これで、大村が完全にフリー!!!!!







だが、、、




名朋、スリーを打ったのは?????







「いりゃあーーー!!!!!」※来い






それは、一見フリーに見えた大村では無く、、、


コーナーの河村の方であった!!!!!!!!


大村は、まだまだ湘北のチームディフェンスとそれを形成する個々の身体能力に警戒〜〜〜現に流川は河村へのディフェンスの後、直ぐに方向転換で、身体が大村の方へ向かっていた!!!!!



大村は、それを更に逆手に取り、コーナーの河村へワンタッチでリターンパスを行っていた


より良く


念には念を


まさに、エクストラ・パス!!!!!!!!


流川ですら「何っ???!!」と、意表を突かれた様子




河村は晴れて、最高にフリーの状態で、スリーを放つ!!!!!!!!






だけどもだっけっど!!!!!!!!





ガォォォォォン!!!!!!!





これは、リングに嫌われる





河村「あぁ、いかん!!やってまったがね!!!??」と、悔しがるのだが、、、




落ちたシュート



このリバウンドは!!!!!?







名朋!!!!!!!!!!



実に4人が飛び込む!!!!!!!!



オープンだった河村は自らのシュートを、、ピックでマークがズレている森重、伊達翔、、、そしてゴール下の伊達健!!!!!



ズダダダダダッ!!!!!!!!



これが功を奏し


森重が弾いたボールを、伊達健がペイントエリア内で、キャッチ!!!!!


伊達健、密集ゾーンから即座に、外の伊達翔にボールを返す!!!!!



これにショットクロックが14秒に戻ったのを確認し、伊達翔が再度攻撃を組み立てる



先程の攻撃に続き、またもやオフェンスリバウンドを名朋が奪った形に!!!!




それに対し、ここまでの名朋の一連の動きには???!!



観衆は驚愕、そして賛美!!!!!


「何てダイナミックな攻撃なんだ!!!!?」

「ああ、優雅で気持ちいい!!!!!」

「テンポが速い!!!!!」

「全員がキレイに連動している!!!!!」

「全員が躍動しているぞ!!!!!」

「完全に湘北ディフェンスを翻弄している!!!!!」

「いいぞ!!!!!王者・名朋のお出ましだぃ!!!!!」


と観衆、その名朋のリズムの良さと、スケールの大きいバスケに、称賛の嵐!!!!!


パチパチパチパチ、パチパチパチパチ パチパチパチパチ、パチパチパチパチ


自然と拍手が起こる!!!!!!!!




同時にライバルたちは、、、

清田「決めたかったとこだが、、シュートのミスは、しょうがねー!!!?」


一ノ瀬「ええ、どんな優れたシューターでも、全部決める事なんて無いので………」


嶋・菊地「・・・・」(俺なら………出来る!!!!!)ギラッ


畑山「それよりも、良いリズムで攻めれている事が重要………」


樽瀬「次に繋がる展開………」





瞬間ーーーー


その""次に""を見逃さないのが、王者であり、、、


名朋キャプテン・伊達翔太!!!!!!!!



ゴール下で構える男の腕に、寸分の狂いも無いパスを放る!!!!!


ふわっ!!!!!



手を出しボールを受け取ったのは、再度、、、この男だった!!!!!



「でらええパスだぎゃーーーー!!!!!」


#7・河村!!!!!!!!!



名朋の一回目の流れる攻撃に、湘北のディフェンスがスイッチし乱れ、ミスマッチが起きている状態



そこ河村の後ろには天崎のみ、、実に19cm差!!!!!



天崎「くっ???!!」



荒石は違う位置、遠くで見つめる事しか出来ず「あぁぁぁーーーー???!!」(河村ぁぁぁ???!!)



桜木も「あっ???デカ狸っ????!」




河村はポストアップからの綺麗なターンで、ゴール下!!!!



バスッ!!!!!!!!


簡単にこれを決めた!!!!!!



名朋51
湘北32


 
後半開始二回目の攻撃にして、もう名朋サイドはどんちゃん騒ぎ!!!!!!!!


ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「名朋追加点!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「またもやオフェンス・リバウンドからのセカンド・チャンスをモノにした!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「名朋、後半いきなり連続得点!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「点差をどんどん突き離す!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「これで20点差にリーチ!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「強過ぎる!!!!!」




そして、やはりこの男にスポットが当たる

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「いいぞ!!!!!河村!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「セカンド・チャンスを、ちゃんと自分で決めるじゃねーかよ!!!??」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「ゴールを狙う男・アゲイン!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「スリーのミスはご愛嬌!!!!?」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「中も外もこなせるビッグマン!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「パワー良しテクニック良し、そして攻守どちらも最高レベルの選手!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「お前もNBA目指せ!!!!!」

ワァァァァァーーーーー!!!!!!!!

「""何をやっても褒められる""プレイヤー・河村重雄!!!!!」





これに、河村「全然違うで、、何をやってもしかられてきたんだで………」




ーーーー少しの回想ーーーー


「重雄(シゲオ)!!!!!」※河村重雄

「シゲオ!!!!!」

「シゲオーーーーっ!!!!!」

と、怒号が飛ぶ!!!!!


豊田の声だった………


それだけでは無く、先輩たちからも若かりし河村のプレイは、幾度となく注意される


前述の通り(991話前半部等)、森重は、入学時よりその圧倒的な能力と、本人が大らかで自由奔放な性格である故、豊田は効果が無いと判断、、殆ど怒られる事は無かった………


その分、その森重に比べ、一般的とも呼べる高校生の河村には、怒って伸ばす方針を豊田は図り、練習でも試合中でもお構いなしに、この三年間、多くの激が飛び続けた (※一般的と言っても、身長もその他身体能力もハイクラスで十分エリートの部類なのだが汗、、あくまで森重と比べての事でーーーー)


「シゲオッッッーーーー!!!!!!!!」


ーーーー回想終了ーーーー




伊達翔(そうだ!!!!河村はこの三年間ずっと、練習で森重にヤラれては、周りに森重と比較されながらも、努力に努力を重ね、今の自分の地位とプレイスタイルを確立したんだ!!!!)


大村「河村………」(俺もお前を尊敬しやるよ!!!!!)


伊達健「河村さん、ナイスッ!!!!!」


その森重とは、ディフェンスに戻る際、軽くのハイタッチ!!!!!




そして豊田も「いいぞ!!!!!重雄!!!!!」と

褒める!!!!!誉める!!!!!褒め称える!!!!!




河村はそれに超絶嬉しそうに、、、

「おっしゃーーー!!!!!!」万歳

と、大きく両手を挙げるセレブレーション



観客は

「俺は何やかんやお前が好きだぜ!!!!!」

「アイツはキャラが立っている!!!!!」

「アイツのパフォーマンスはいつも面白いんだ!!!!!」

「いいぞーーー!!!!河村重雄!!!!!」


と、名古屋弁で憎まれ口も多い河村だが、実は人気者!!!!!




桜木「ぬっ???!デカ狸のくせに人気者だと???!生意気な!!!!?」





その河村は、この後のディフェンス・オフェンスでも、ともに力を発揮する!!!!!



湘北の攻撃に対し、ディフェンスでは、突っ込んできた須形のシュートをブロック!!!!!


須形「なっ?????」


荒石「にー?????」


桜木「ぬっ?????」




そして、次のオフェンスでは、自らがアグレッシブに攻め、荒石のファウルを誘発!!!!!


ピッ!!!!!


与えられたフリースローを、二本とも確実に決めるのであった



名朋ベンチ・応援団は河村フィーバー!!!!!

「いいぞいいぞ!!!!カ・ワ・ム・ラ!!!!!」万歳

「いいぞいいぞ!!!!カ・ワ・ム・ラ!!!!!」万歳

「いいぞいいぞ!!!!カ・ワ・ム・ラ!!!!!」万歳



荒石は、その様を見つめながら


(オレは、、、この男に………勝てるのか………???!!)





後半開始殊勲は、大村から河村、名朋強し!!!!!!!!!!



そして、、、

「湘北、後半未だ無得点………」

「逆に名朋は、連続得点………」

「これで、20点(21点差)開いた………」

「デッドラインだ………」


由々しき事態………


安西は、(後半)開始早々にタイムを取らざるを得なかった………※フリースローの合間



続く

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この記事へのコメント
2か月経って申し訳無いですm(_ _)m

今回は、まさに河村フィーバー回です……

どっちの河村かは想像にお任せします????
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2024年11月08日 13:53
更新お疲れ様です。
一回のを長くより2分割してでも月1とかのがありがたいです。前回の内容忘れてしまってますw
Posted by レンポポ at 2024年11月18日 13:53
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