2023年09月20日
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(989話)
『次は◯◯だ』
事実は小説より奇なり
そんな言葉がある
そう、リアルかフィクションかさえ、わからなくなる事も
桜木花道という存在は、日本の夢であり未来であり、彼の成長こそが、日本バスケ界全ての暁を標す
二年前にバスケを始め、今大会前にも、まだその武器は持ち合わせていなかった彼だが、、このインターハイ決勝という大舞台で、スリーポイントシュートを二連続で決めた事により
その夜明けへの加速度は増す
館内は大歓声の下、驚愕・騒然としている
「あの桜木が、、、」
「スリーを決めた………???!!」
「しかも、二連続で………??の?!!」
「スリーの有る選手では無いはず………???!!」
「いつ覚えた………????!」
ざわざわ………ざわざわ………
記者席
彦一「アンビリーバブルや………アンビリーバブルや………」わなわな、わなわな
中村「桜木君のスリーなんて、県予選時点じゃ、一回も打ってなかったのに………」
町田「確か、この大会でも、準々決勝の笹岡戦ラストで決めた一本だけじゃないのか………???!」
弥生「そう、それが桜木君の人生初のスリー、、、つまり彼はスリーを、この大会中に覚え、この決勝の大一番では、二連続で決められるまでの武器にした………アンビリーバブルやわ………」
海南
一ノ瀬「桜木さん完全に、スリーを会得した………???!」
嶋「しかも二本連続で決めてきた………??!!」
安倍「奴にスリーがあったら、もうそうそう誰も止められないぞ………!!!!」
宮益・弟「・・・・」
里崎「・・・・」
清田「赤毛猿………」ググッ………
高頭「最早あの一年次素人だった桜木は、どこにもいない………」
各々、走馬灯のように過去を振り返る
山王
畑山「昨日のウチとの試合は、はじめの威嚇一本のみだった………」
菊地「あれが昨日もあったら、ウチももっとヤラれていたかも………」
若月「現代型のインサイドプレイヤーに???!」
河田「桜木くんが、兄ちゃんみたいな選手に………???!」
樽瀬「NBA、、、」
実況席
実況「桜木君、脅威の二連続スリー!!!!!」
解説「完全に自分のリズムで打ててますよ!!!!?」
実況「桜木君も、世界を見据え、プレイの幅を増やしてますね???!」
解説「そうですね~、青木さんも来られてますから、これはかなりいいアピールになってるんじゃないでしょうか???!」
全日本男子U18監督・青木はご満悦
「桜木のこのスリーは、必ず日本の大きな武器になるよ??!!!」
安西はぶるっと震えながら、頭を抱え
「君は………いつも私の想像を………超えてくる………」ぶるぶる
晴子は自然と涙が溢れ
「へぐっ………お兄ちゃん………桜木くんが………スリーを………へぐ………」
二人とも歓びと、どこか愁いの様な感情も
流川は「フンッ、あれぐらい………当たり前だ!!!!」と残し、既に次のプレイに集中している
「シュートは打たなきゃ入らない!!!!!!!!」
「天才が攻めなきゃ勝てない!!!!!!!!」
と、安西の教えを見事体現・遂行した桜木
先程まで目立った活躍が無く、歯がゆい想いをしていた彼だったが、完全に有頂天に!!!!!!!!
「ハハハッ、天才!!!!!!!!」
桜木軍団「おおぉぉーーーー、花道が完全に調子に乗っている!!!!!!!!」
そして、これには相手の王者・名朋工業も、動揺を隠しきれない
伊達翔「桜木が………???!」
伊達健「スリー2発だと……???!」
朝倉「あったの………???!」
河村「そんな訳なきゃーー???!」唖然
森重「赤いのが………外………???!」
豊田は「ちぃ………赤頭が………」
と、この試合、初めて険しい表情へ
そして、豊田の表情がそのまま物語るように、名朋はここから、困惑しペースを乱すのだ
名朋、次の攻撃、対抗するよう河村がスリーを打つが、、、
ピュッ!!!!!!!!!
名朋ベンチ
「来ぉぉぉい!!!!!」
「入れぇぇぇ!!!!!」
「同じ4番のポジション!!!!!」
「真のストレッチ・フォーはうちの河村さんだ!!!!!」
だが、、、
山王・菊地「早い???!」
海南・嶋「リズムが悪い???!」
ガコォォォン!!!!!!!!
と、これは識者の予想通り決まらず
河村「くそっ、来みゃーか??!!!」
このリバウンドをまた桜木がもぎ取る
桜木「リバウンド王・桜木!!!!!」
青木「ふむ………???!」
名朋の攻撃は二回連続で失敗となる
逆にこうなれば、湘北は何をやっても上手くいく
後に考えると、ここが試合の局面の一つだったか………???!
改めてそれは
『桜木のスリー』がーーーー
大きく流れを変えたのであった
桜木「天才が止まらない!!!!!!!!」
桜木軍団・湘北ベンチ「何じゃその台詞はーーー???!だが、、、言わせておけーーーー!!!!!」
そして次の湘北の攻撃も、この流れのまま
湘北ベンチ
安西もどんどんと饒舌に「桜木君の二度のスリーは布石、、、うちの攻撃の全てにおいて、良い循環が生まれる……」と暗示
'
全員「布石………循環………」
「安西先生もノッている????!」ニヤリッ
そして勿論、今の状況ならば、ファーストチョイスのこの男!!!!!
相手のディフェンスを掻き乱す
桜木「うぉぉぉぉぉーーーー!!!!!!!!」
ダダダダダッ!!!!!!!!
コートの端から端までを、駆けずり回り
湘北ベンチ
須形「桜木さん、、げ、元気があり余ってる………!!!?」
天崎「ここまであんまり目立って無かったから………!!!?」
荒石「完全にふっ切れた時の花道だ!!!?」
そもそもが奇想天外・神出鬼没の珍奇男・桜木花道
それに拍車がかかり、、、これが、とにかく今の名朋に効くのである
それは?????
『桜木の外だぁぁぁぁーーーーー????!』
と、現在二本連続の驚きのスリーを披露した""桜木の外""を、最優先に警戒
そして、これには名朋、以下の問題が付随する
「森重をどうする?????」
「外に????!」
「このまま桜木に、ついていかすのか????!」
と、元々は最大のテーマである桜木vs森重
その攻め方・守り方
森重の守備範囲の狭さをカバーするため
ここまで王者肝いりの、超システマチックで強固なマッチアップ・ゾーンを採用してきたわけだが、、、
それでも、、、
あまりの急な展開に、、、
その完璧と思われた名朋ディフェンスにも、ほころびが生じたのであった、、、
森重が外へ出る事無く、スイッチと引き渡しを駆使するのが、このマッチアップ・ゾーンのセオリーだったが、、、
想定外の桜木のスリーを、二本も決められた事により、そのルール(チームの決め事)のままでは、選手たちはチグハグ、不安感が募る
「桜木だ????!」
「本当か???!!」
「桜木の外だ????!」
「いや、次は中か???!!」
「どうする?????」
名朋、混乱!!!!!!!!!!
そこにつけ込むのが、この男!!!!!
""流川""のドライブが再度炸裂!!!!!
それも交代した下柳のピックを使っての!!!!!
海南
清田「流川???!!」
里崎「ピックアンドロール!!!!?」
一ノ瀬「巧い!!!!?」
安西、グッ!!!!!と拳を握り前のめりに
ズバァァァァァァ!!!!!!!!
流川が中へ進入!!!!!!!!
だが名朋は、桜木の動きを確認!!!!!
その桜木は案の定また外、スリーポイント・右コーナーに出て!!!!!
サッ!!!!!!!
桜木「左手はそえるだけ………」とまたボールを待ち構える
これに
伊達健太「桜木の外だ??!!!」
伊達翔「コーナー、チェック??!!!」
朝倉「オッケー!!!!!」
河村「任せんかーー!!!!!」
森重「スリー………????!」
と、完全に名朋ディフェンスは、桜木の方へ意識が傾倒し、身体が動いてしまう
だが、、、
流川は、全く逆!!!!!
「?????」
そのキックアウトは左60度ほどのスリーポイント・ラインへ!!!!!
そこには?????
「#11番???!!」
「控えシューター!!???」
「野茂ーーー!!!!!」
フリーになった野茂だった!!!!!
これには、名朋・観衆全ての者が完全に騙された
そして野茂は、、、
迷わずスリーを放つのであった!!!!!
シュッ!!!!!!!!
観客は
「さっき出ていきなり外したのに???!!」
「湘北の控えは、名朋に通用しない???!!」
「この大舞台で、野茂には無理だ???!!」
と、ネガティブな声
しかし、、、
安西は再度拳を握り「それだ………」グゥッ
仲間は、、、
流川「そんなタマじゃねーよな………」ボソッ
桜木「打たなきゃ入らない………」ボソッ
須形「先輩、頼みます!!!!!」
荒石「野茂ーー!!!!決めろ!!!!!」
天崎「うちのNo.1シューターをナメんなぁぁぁ!!!!!」
ベンチ全員「来ぉぉぉぉい!!!!!!!」
ひゅるぅぅぅぅぅ〜
野茂が放ったスリーポイントは
今度は
綺麗なアーチを描き
リングに吸い込まれる
Rainbow!!!!!!!!!
ザシュッゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!
野茂、フォロースルーしていた腕を、ガッツポーズに変える!!!!!!!!!
グッ!!!!!!!!
会場
「は、は、入った…………」
そして揺れる
ドワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「野茂のスリー!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「控えの野茂が決めたぁぁぁ!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「外しても打ち続けるメンタル!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「湘北の控えもやっぱ負けてない!!!!!!!!!」
野茂、見事な手のひら返しだが、再評価を得る、、、
そしてスコアは
名朋31
湘北25
これにも
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「湘北これで三連続スリー!!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「あっという間に9点縮めた!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「15点あった差が、一気に6点に!!!!!!!!!」
安西が説く「桜木君のスリーにより、他が空く………それを流川君がいち早く理解し、野茂君が射抜いた………」と、流川を誇り桜木を慈しみ、、、
「湘北の控えは負けない………」
そして、チームを讃えた
先程の与田の絶妙なカット、下柳のスクリーン、そして野茂の値千金のスリーポイント
一度傷つけられた控えプレイヤーの尊厳は、安西のこの言葉と、それぞれが自らのプレイで示した事により、完全に取り戻されたのだ
これには、ベンチ全員
微笑み、高ぶる!!!!!!!!!!!!
「安西先生………」
「行ける!!!!!!!!!!!
安西は続ける
「桜木君のスリーポイントにより、他が空く………湘北の控えプレイヤーは強い………そして、もう一つ、、、」
全員「もう一つ、、、」
安西「次は◯◯で勝負出来る!!!!!」
全員「???????」
名朋の攻撃
湘北がディフェンスも活性化
ショットクロックを残り3秒まで追い込むが
ここは伊達健がタフショット気味だったが、ミドルを沈める!!!!!
ザシュッ!!!!!!!!
名朋33
湘北25
嶋「おぉ、ダテケン一本返した………!!!?」
一ノ瀬「難しいシュートだったのにな………??!!」
若月「さすが、伊達健太!!!?」
菊地「これはダテケンを褒めるべきだが、、、、」
樽瀬「湘北の追い上げムードは止まらない………!!!!」
安西「さぁ、桜木君、反撃です………」
湘北の攻撃
流川がコントロール
観客
「また流川からの攻撃??!!」
「自らペネトレイト??!!」
「そして、外へ捌く??!!」
と、もうお決まりになってきたパターンを誰もが予測
そして、、、
「桜木、野茂の位置は?????」
と、これもお決まりで、確認し出す
野茂は左45度
そして桜木は今度は、大きくコートを横切った後、左コーナースリーポイントラインに
一番得意とされる右45度とは違うが、がっつりとスリーポイントラインで張っている
これにも観客、、、
「またスリーポイントラインに???!」
「あぁ、流川からのキックアウトを待ち構えている???!」
「まさか三本連続???!」
一ノ瀬「そして桜木さんは、いつの間にか、違う場所に移動しているんだ???!」
清田「ケッ、スライドして得意の右45度か???!」
嶋「まさに神出鬼没!!!?」
菊地「いや、さっきからオフ・ザ・ボールの動きも、いいんだよな………!!!?」
畑山「それだけ今はシューターとしての感性が、研ぎ澄まされているのか………???!」
樽瀬「・・・・」ゴクッ
観衆全てが
流川、更には桜木の動きに注目する
そしてその時は、突如訪れた!!!!!!!!
ドバァァァァァァァァ!!!!!!!!
流川がチェンジ・オブ・ペースから、高速ドリブルでドライブを仕掛けた!!!!!!!!
名朋は
「ワンパターンめ???!!」
「ナメるな!!!!?」
と怒号し、一旦はこれを塞ごうとする
が流川、伊達翔と朝倉の間を強引にこじ開けようとする!!!!!!!
だが、、、
袋小路!!!!!!!!
ペイントエリア丁度ど真ん中まで、侵入するが、、、
目の前には森重寛まで!!!!!!
バッ!!!!!!!!
流川、ボールを持ち2歩ステップ、そしてジャンプ!!!!!!!!
「シュート?????」
「いや、、、」
その時の姿勢はくるりと半身、もうほとんど外を向いた状態に
そう流川、明らかに外へのパスの構え!!!!!!!!
これには名朋のみならず、観衆全てが
「また!!!!?」
「やはり!!!!?」
「キックアウト!!!!?」
「外だ!!!!?」
そして、、、
「桜木はーーーー?????」
と、、、
「右45度スリーポイントライン?????」
と、、、
多くの者が再度確認
だが、桜木は、、、
そこにはいなかった、、、
では何処に????????
安西「次は、、、」
「""なか""だ………」
流川はノールックでパスを出した
続く
事実は小説より奇なり
そんな言葉がある
そう、リアルかフィクションかさえ、わからなくなる事も
桜木花道という存在は、日本の夢であり未来であり、彼の成長こそが、日本バスケ界全ての暁を標す
二年前にバスケを始め、今大会前にも、まだその武器は持ち合わせていなかった彼だが、、このインターハイ決勝という大舞台で、スリーポイントシュートを二連続で決めた事により
その夜明けへの加速度は増す
館内は大歓声の下、驚愕・騒然としている
「あの桜木が、、、」
「スリーを決めた………???!!」
「しかも、二連続で………??の?!!」
「スリーの有る選手では無いはず………???!!」
「いつ覚えた………????!」
ざわざわ………ざわざわ………
記者席
彦一「アンビリーバブルや………アンビリーバブルや………」わなわな、わなわな
中村「桜木君のスリーなんて、県予選時点じゃ、一回も打ってなかったのに………」
町田「確か、この大会でも、準々決勝の笹岡戦ラストで決めた一本だけじゃないのか………???!」
弥生「そう、それが桜木君の人生初のスリー、、、つまり彼はスリーを、この大会中に覚え、この決勝の大一番では、二連続で決められるまでの武器にした………アンビリーバブルやわ………」
海南
一ノ瀬「桜木さん完全に、スリーを会得した………???!」
嶋「しかも二本連続で決めてきた………??!!」
安倍「奴にスリーがあったら、もうそうそう誰も止められないぞ………!!!!」
宮益・弟「・・・・」
里崎「・・・・」
清田「赤毛猿………」ググッ………
高頭「最早あの一年次素人だった桜木は、どこにもいない………」
各々、走馬灯のように過去を振り返る
山王
畑山「昨日のウチとの試合は、はじめの威嚇一本のみだった………」
菊地「あれが昨日もあったら、ウチももっとヤラれていたかも………」
若月「現代型のインサイドプレイヤーに???!」
河田「桜木くんが、兄ちゃんみたいな選手に………???!」
樽瀬「NBA、、、」
実況席
実況「桜木君、脅威の二連続スリー!!!!!」
解説「完全に自分のリズムで打ててますよ!!!!?」
実況「桜木君も、世界を見据え、プレイの幅を増やしてますね???!」
解説「そうですね~、青木さんも来られてますから、これはかなりいいアピールになってるんじゃないでしょうか???!」
全日本男子U18監督・青木はご満悦
「桜木のこのスリーは、必ず日本の大きな武器になるよ??!!!」
安西はぶるっと震えながら、頭を抱え
「君は………いつも私の想像を………超えてくる………」ぶるぶる
晴子は自然と涙が溢れ
「へぐっ………お兄ちゃん………桜木くんが………スリーを………へぐ………」
二人とも歓びと、どこか愁いの様な感情も
流川は「フンッ、あれぐらい………当たり前だ!!!!」と残し、既に次のプレイに集中している
「シュートは打たなきゃ入らない!!!!!!!!」
「天才が攻めなきゃ勝てない!!!!!!!!」
と、安西の教えを見事体現・遂行した桜木
先程まで目立った活躍が無く、歯がゆい想いをしていた彼だったが、完全に有頂天に!!!!!!!!
「ハハハッ、天才!!!!!!!!」
桜木軍団「おおぉぉーーーー、花道が完全に調子に乗っている!!!!!!!!」
そして、これには相手の王者・名朋工業も、動揺を隠しきれない
伊達翔「桜木が………???!」
伊達健「スリー2発だと……???!」
朝倉「あったの………???!」
河村「そんな訳なきゃーー???!」唖然
森重「赤いのが………外………???!」
豊田は「ちぃ………赤頭が………」
と、この試合、初めて険しい表情へ
そして、豊田の表情がそのまま物語るように、名朋はここから、困惑しペースを乱すのだ
名朋、次の攻撃、対抗するよう河村がスリーを打つが、、、
ピュッ!!!!!!!!!
名朋ベンチ
「来ぉぉぉい!!!!!」
「入れぇぇぇ!!!!!」
「同じ4番のポジション!!!!!」
「真のストレッチ・フォーはうちの河村さんだ!!!!!」
だが、、、
山王・菊地「早い???!」
海南・嶋「リズムが悪い???!」
ガコォォォン!!!!!!!!
と、これは識者の予想通り決まらず
河村「くそっ、来みゃーか??!!!」
このリバウンドをまた桜木がもぎ取る
桜木「リバウンド王・桜木!!!!!」
青木「ふむ………???!」
名朋の攻撃は二回連続で失敗となる
逆にこうなれば、湘北は何をやっても上手くいく
後に考えると、ここが試合の局面の一つだったか………???!
改めてそれは
『桜木のスリー』がーーーー
大きく流れを変えたのであった
桜木「天才が止まらない!!!!!!!!」
桜木軍団・湘北ベンチ「何じゃその台詞はーーー???!だが、、、言わせておけーーーー!!!!!」
そして次の湘北の攻撃も、この流れのまま
湘北ベンチ
安西もどんどんと饒舌に「桜木君の二度のスリーは布石、、、うちの攻撃の全てにおいて、良い循環が生まれる……」と暗示
'
全員「布石………循環………」
「安西先生もノッている????!」ニヤリッ
そして勿論、今の状況ならば、ファーストチョイスのこの男!!!!!
相手のディフェンスを掻き乱す
桜木「うぉぉぉぉぉーーーー!!!!!!!!」
ダダダダダッ!!!!!!!!
コートの端から端までを、駆けずり回り
湘北ベンチ
須形「桜木さん、、げ、元気があり余ってる………!!!?」
天崎「ここまであんまり目立って無かったから………!!!?」
荒石「完全にふっ切れた時の花道だ!!!?」
そもそもが奇想天外・神出鬼没の珍奇男・桜木花道
それに拍車がかかり、、、これが、とにかく今の名朋に効くのである
それは?????
『桜木の外だぁぁぁぁーーーーー????!』
と、現在二本連続の驚きのスリーを披露した""桜木の外""を、最優先に警戒
そして、これには名朋、以下の問題が付随する
「森重をどうする?????」
「外に????!」
「このまま桜木に、ついていかすのか????!」
と、元々は最大のテーマである桜木vs森重
その攻め方・守り方
森重の守備範囲の狭さをカバーするため
ここまで王者肝いりの、超システマチックで強固なマッチアップ・ゾーンを採用してきたわけだが、、、
それでも、、、
あまりの急な展開に、、、
その完璧と思われた名朋ディフェンスにも、ほころびが生じたのであった、、、
森重が外へ出る事無く、スイッチと引き渡しを駆使するのが、このマッチアップ・ゾーンのセオリーだったが、、、
想定外の桜木のスリーを、二本も決められた事により、そのルール(チームの決め事)のままでは、選手たちはチグハグ、不安感が募る
「桜木だ????!」
「本当か???!!」
「桜木の外だ????!」
「いや、次は中か???!!」
「どうする?????」
名朋、混乱!!!!!!!!!!
そこにつけ込むのが、この男!!!!!
""流川""のドライブが再度炸裂!!!!!
それも交代した下柳のピックを使っての!!!!!
海南
清田「流川???!!」
里崎「ピックアンドロール!!!!?」
一ノ瀬「巧い!!!!?」
安西、グッ!!!!!と拳を握り前のめりに
ズバァァァァァァ!!!!!!!!
流川が中へ進入!!!!!!!!
だが名朋は、桜木の動きを確認!!!!!
その桜木は案の定また外、スリーポイント・右コーナーに出て!!!!!
サッ!!!!!!!
桜木「左手はそえるだけ………」とまたボールを待ち構える
これに
伊達健太「桜木の外だ??!!!」
伊達翔「コーナー、チェック??!!!」
朝倉「オッケー!!!!!」
河村「任せんかーー!!!!!」
森重「スリー………????!」
と、完全に名朋ディフェンスは、桜木の方へ意識が傾倒し、身体が動いてしまう
だが、、、
流川は、全く逆!!!!!
「?????」
そのキックアウトは左60度ほどのスリーポイント・ラインへ!!!!!
そこには?????
「#11番???!!」
「控えシューター!!???」
「野茂ーーー!!!!!」
フリーになった野茂だった!!!!!
これには、名朋・観衆全ての者が完全に騙された
そして野茂は、、、
迷わずスリーを放つのであった!!!!!
シュッ!!!!!!!!
観客は
「さっき出ていきなり外したのに???!!」
「湘北の控えは、名朋に通用しない???!!」
「この大舞台で、野茂には無理だ???!!」
と、ネガティブな声
しかし、、、
安西は再度拳を握り「それだ………」グゥッ
仲間は、、、
流川「そんなタマじゃねーよな………」ボソッ
桜木「打たなきゃ入らない………」ボソッ
須形「先輩、頼みます!!!!!」
荒石「野茂ーー!!!!決めろ!!!!!」
天崎「うちのNo.1シューターをナメんなぁぁぁ!!!!!」
ベンチ全員「来ぉぉぉぉい!!!!!!!」
ひゅるぅぅぅぅぅ〜
野茂が放ったスリーポイントは
今度は
綺麗なアーチを描き
リングに吸い込まれる
Rainbow!!!!!!!!!
ザシュッゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!
野茂、フォロースルーしていた腕を、ガッツポーズに変える!!!!!!!!!
グッ!!!!!!!!
会場
「は、は、入った…………」
そして揺れる
ドワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「野茂のスリー!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「控えの野茂が決めたぁぁぁ!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「外しても打ち続けるメンタル!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「湘北の控えもやっぱ負けてない!!!!!!!!!」
野茂、見事な手のひら返しだが、再評価を得る、、、
そしてスコアは
名朋31
湘北25
これにも
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「湘北これで三連続スリー!!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「あっという間に9点縮めた!!!!!!!!!」
ワァァァァァァーーーーーー!!!!!!!!!!
「15点あった差が、一気に6点に!!!!!!!!!」
安西が説く「桜木君のスリーにより、他が空く………それを流川君がいち早く理解し、野茂君が射抜いた………」と、流川を誇り桜木を慈しみ、、、
「湘北の控えは負けない………」
そして、チームを讃えた
先程の与田の絶妙なカット、下柳のスクリーン、そして野茂の値千金のスリーポイント
一度傷つけられた控えプレイヤーの尊厳は、安西のこの言葉と、それぞれが自らのプレイで示した事により、完全に取り戻されたのだ
これには、ベンチ全員
微笑み、高ぶる!!!!!!!!!!!!
「安西先生………」
「行ける!!!!!!!!!!!
安西は続ける
「桜木君のスリーポイントにより、他が空く………湘北の控えプレイヤーは強い………そして、もう一つ、、、」
全員「もう一つ、、、」
安西「次は◯◯で勝負出来る!!!!!」
全員「???????」
名朋の攻撃
湘北がディフェンスも活性化
ショットクロックを残り3秒まで追い込むが
ここは伊達健がタフショット気味だったが、ミドルを沈める!!!!!
ザシュッ!!!!!!!!
名朋33
湘北25
嶋「おぉ、ダテケン一本返した………!!!?」
一ノ瀬「難しいシュートだったのにな………??!!」
若月「さすが、伊達健太!!!?」
菊地「これはダテケンを褒めるべきだが、、、、」
樽瀬「湘北の追い上げムードは止まらない………!!!!」
安西「さぁ、桜木君、反撃です………」
湘北の攻撃
流川がコントロール
観客
「また流川からの攻撃??!!」
「自らペネトレイト??!!」
「そして、外へ捌く??!!」
と、もうお決まりになってきたパターンを誰もが予測
そして、、、
「桜木、野茂の位置は?????」
と、これもお決まりで、確認し出す
野茂は左45度
そして桜木は今度は、大きくコートを横切った後、左コーナースリーポイントラインに
一番得意とされる右45度とは違うが、がっつりとスリーポイントラインで張っている
これにも観客、、、
「またスリーポイントラインに???!」
「あぁ、流川からのキックアウトを待ち構えている???!」
「まさか三本連続???!」
一ノ瀬「そして桜木さんは、いつの間にか、違う場所に移動しているんだ???!」
清田「ケッ、スライドして得意の右45度か???!」
嶋「まさに神出鬼没!!!?」
菊地「いや、さっきからオフ・ザ・ボールの動きも、いいんだよな………!!!?」
畑山「それだけ今はシューターとしての感性が、研ぎ澄まされているのか………???!」
樽瀬「・・・・」ゴクッ
観衆全てが
流川、更には桜木の動きに注目する
そしてその時は、突如訪れた!!!!!!!!
ドバァァァァァァァァ!!!!!!!!
流川がチェンジ・オブ・ペースから、高速ドリブルでドライブを仕掛けた!!!!!!!!
名朋は
「ワンパターンめ???!!」
「ナメるな!!!!?」
と怒号し、一旦はこれを塞ごうとする
が流川、伊達翔と朝倉の間を強引にこじ開けようとする!!!!!!!
だが、、、
袋小路!!!!!!!!
ペイントエリア丁度ど真ん中まで、侵入するが、、、
目の前には森重寛まで!!!!!!
バッ!!!!!!!!
流川、ボールを持ち2歩ステップ、そしてジャンプ!!!!!!!!
「シュート?????」
「いや、、、」
その時の姿勢はくるりと半身、もうほとんど外を向いた状態に
そう流川、明らかに外へのパスの構え!!!!!!!!
これには名朋のみならず、観衆全てが
「また!!!!?」
「やはり!!!!?」
「キックアウト!!!!?」
「外だ!!!!?」
そして、、、
「桜木はーーーー?????」
と、、、
「右45度スリーポイントライン?????」
と、、、
多くの者が再度確認
だが、桜木は、、、
そこにはいなかった、、、
では何処に????????
安西「次は、、、」
「""なか""だ………」
流川はノールックでパスを出した
続く
Posted by 赤木夏紀 at 22:11│Comments(7)
│スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(新着順)
この記事へのコメント
僕が書いての200話目だった、、、 ここまで長かったなぁ 約4ヶ月×2休んだり、、、 皆さんに迷惑&失望させたなぁ
けど頑張った
今月もう1話行けるかなぁー
けど頑張った
今月もう1話行けるかなぁー
Posted by 赤木夏紀
at 2023年09月21日 11:18

良いです。またお願いします。
Posted by あか at 2023年09月22日 12:02
あかさん→初コメントですかね?ありがとうございますm(_ _)m
よいです!!がシンプルで嬉しいです。今後ともお楽しみ下さい(◍•ᴗ•◍)
よいです!!がシンプルで嬉しいです。今後ともお楽しみ下さい(◍•ᴗ•◍)
Posted by 赤木夏紀
at 2023年09月22日 12:45

赤木さん!!!
これはまた天才的な終わり方です!!!
次が気になり過ぎる〜!!!!w(°o°)w
これはまた天才的な終わり方です!!!
次が気になり過ぎる〜!!!!w(°o°)w
Posted by 8村塁 at 2023年09月22日 19:11
8村塁さん→ありがとうございますm(_ _)m
天才的( ̄ー ̄)ニヤリ
そうでしょ〜気になるでしょう\(°o°)/
天才的( ̄ー ̄)ニヤリ
そうでしょ〜気になるでしょう\(°o°)/
Posted by 赤木夏紀
at 2023年09月23日 11:35

今回のは面白かったです!
Posted by ぱらっぱ at 2023年09月26日 20:26
ぱらっぱさん→コメントありがとうございますm(_ _)m
今回"も"と言われるよう頑張ります\(°o°)/
今回"も"と言われるよう頑張ります\(°o°)/
Posted by 赤木夏紀
at 2023年09月26日 22:12

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