2020年09月11日

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(951話)

『シロート・アラシ』





観衆、その何とも異様な光景に、驚きを隠せない!!!!!!!


「湘北、全員がバックコートにいる!!!??」


「山王も吊られてコート上10人が、ハーフコートに!!!??」


「おいおい、攻めるのは、あっちのゴールだぞ!!!!?」


と、完全オープンになった逆サイドを指差す





山王も


「何だこの形は???!!」


と、湘北の奇異な動きに、一瞬慌ててしまう



透かさず畑山が「慌てるな!!!!!!!」


と整えるが、時既に遅し





くるっ



桜木と荒石の方に、注意散漫となった樽瀬に、流川が身体を入れ替え、ポジション(面)を取る



天崎がそこへ確実にボールを入れる





観客

「流川にボールが入った!!!!!」


「ボールを貰う動きが秀逸!!!??」


「湘北、遂にパスが通ったぞ!!!!!」



ダァァァン!!!!スッ!!!!!



流川、直ぐ様強いドリブル一つ、そして前方に大きくループ気味の、リードパス!!!!!!!








そこには!!!!!?





阿部「しまったぁぁぁ!!!!?」






バックコートに戻って、相手を撹乱、流川にボールが入るや否や、急ストップで方向転換!!!!!




猛スピードで前へ





桜木に、ボールが渡る!!!!!




阿部は完全に遅れた形





桜木、ノーマーク!!!!!!!!!!



ブァァァァァァ!!!!!!!!!!!



空を翔び



ドカァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!



豪快なランニング・ボースハンドダンクが、決まる!!!!!!!!!!!



桜木「ウホッ!!!!!!!!」






湘北がタイムアウト開け、いきなりのフルコートプレス突破、、そして桜木のダンクと超ビッグプレイで、得点を上げる!!!!!!



湘北41
山王49



館内、やはり桜木が決めると大盛り上がり!!!!!!!!!


ドワァァァァーーーー!!!!!!!!


「桜木の両手ダーーーーンク!!!!!!!」


ワァァァァーーーー!!!!!!!!


「湘北、タイムアウト後、いきなり点を取ってきたぞ!!!!!」


ワァァァァーーーー!!!!!!!!


「あのディフェンスを攻略かぁ???!!」





そして湘北も


バァァァァァ!!!!!!!!



畑山と樽瀬の二人に、前から桑田と天崎が、激しく当たる!!!!!


観客

「フルコートのマンツーマンだ!!!!!」


「湘北、前から当たってきた!!!!!」


「共にフルコート!!!!!」


「これは湘北、完全に走り合いを、挑んできている!!!!!?」





だがこれには、畑山が身体で、ボールをブロックしながら、ジグザグにドリブルし、前進!!!!!


ハーフまで一人で運ぶ


「さすが畑山!!!!!」


「慌てない!!!!!」


「効かない!!!山王にはオールは効かない!!!!!!」





そして山王の攻撃は、ハーフに入っても足を止めない!!!!!


「山王に""遅攻""の文字は無い???!!」


「湘北の走り合いに受けて立つ???!!」


「それが日本一走れるチーム・山王工業だ!!!!!」


ダダダダッ!!!!!


ダダダダッ!!!!!


キュッ、キュッキュッ!!!!!


キュッ、キュッキュッ!!!!!





ここからしばらく、10人の男たちによる激しい走り合い!!!!!!!!!!


樽瀬がカットイン~桜木が出た所を、ノールックパスで阿部へ



桜木「あっ??!しまったーー??!!!」



阿部が、臆する事なくゴール下を決める!!!!!


バスッ!!!!!!



阿部の得点!!!!!


湘北41
山王51


「控えの阿部の得点!!!!!」


「さすが山王のシックスマン!!!!!」


「山王また10点差!!!!!」






桜木「ぐぬぬぬ………NBA弟とホケツめ………こざかしいマネを………」







だが湘北、またもや5人全員がバックコート内!!!!!



流川が先程同様、ポストプレイの要領で、樽瀬とポジション争い




樽瀬(取らせない!!!!!)

と、細心の注意を払うが






ガシィィィィ!!!!!!!!!






その流川に!!!!?



桜木がアップスクリーン!!!!!※味方をゴール側へ行かせるスクリーン


ダァァァァァ!!!!!!!!


流川が一気に前線へ走る!!!!!





山王の新・ゾーンプレス突破作戦の、""参の矢""が放たれた





ここまでこの二人は無言



観客

「桜木が、流川にスクリーン!!!!?」


「入れ替わる作戦か??!!!」


「無言なのに意志疎通が出来ている???!!」




晴子、嬉しそうに「桜木君!!!流川君!!!」








その時天崎は、駆け上がった流川へ、一気に合わせるよう


タッチダウンパスの格好


大きく振りかぶる!!!!!


ぐわばっ!!!!!!!!






これに、スロワーチェックの菊地が

「させるかーーー!!!!!」


と大きく跳び、それを塞ぐ






が、天崎




ダンッ!!!!!!!





冷静に、、、


フェイント


跳んだ菊地の股の間にバウンズパス



ダムウンッ!!!!!



菊地「しまったーー????!」と、後ろを振り返る




伊達翔「上手い!!!!!」


清田「野郎!!!!!」






そしてそのボールを受け取ったのは?????













ガシィィィィ!!!!!



桜木「天才!!!!!!」



そう!!!桜木がサイドを走る流川に、アップスクリーンを掛けた後、、斜角をつけ天崎(エンドライン)から、5m程の中央後方まで戻ってきたのだ




この動きに山王対応出来ず、完全に桜木をフリーにしてしまう!!!!!







観客

「上手い!!!!!」


「フラッシュの応用!!!!?」


「桜木、ボールを受け取る動きも成長している!!!!?」


「だがあの桜木が、随分と後方だぞ??!!!」






伊達翔「さっ、桜木どうする????!」


清田「けっ、あんな位置で赤毛猿に、何が出来るって言うんだ???!!」





樽瀬が慌てて詰め寄るが



桜木、意に介さず、そのまま素早くターンし、ストライドの大きいドリブルを二回、一気にハーフコートまで、ボールを運ぶ!!!!!



樽瀬を置いてきぼりにする



樽瀬「何????!」




これには観衆、度肝を抜かれる



「何ぃぃぃーーー???!!」


「あの桜木が、ボールを運んだ!!!!!!?」


「樽瀬を抜いた???!!」


「湘北がまたもや、あのプレスを突破したぞ!!!!!」





伊達翔「お見事!!!!!」



清田「んなアホな・・・」






桜木は意気揚々「切り込み隊長・桜木ーーーー!!!!!!!!」と叫ぶ



湘北ベンチも沸く!!!!!!


「よぉぉぉっし!!!!!」


「ナイース!!!桜木さん!!!!!」


「""皆で""突破したぁぁぁぁ!!!!!」



湘北、安西監督の指示通り、『全員(の動き)で運ぶ』事を実践し、二回連続、相手のフルコートプレスを突破する



グッ

安西もガッツポーズで称賛を送る





ボールを運んだ桜木は、ここで先にコーナーに開いていた流川に、チェストパス



観客

「更にその桜木が、すんなり流川にパス???!!」


「さっきのお返しか???!!」





その流川は、瞬間、ギラッ!!!!!


ビュゥゥゥン!!!!!!!!!


矢の様なパス



観衆


「流川もパス???!!」


「いや、ナイスパァァァスだぁぁぁ!!!!!!」





受け取ったのは、逆サイドから流川側に走り込んできた荒石


湘北、プレスを突破した勢いを落とさない見事な速攻












だが!!!!!!???


















ガコンッ!!!!!!!!












荒石、ゴールを左右に跨ぎながらのリバースレイアップが、少し難しい体勢だったのと、後ろから追ってきた若月のブロックが気になってしまい




このシュートを落とす事に!!!!!





荒石「しまったぁぁぁぁ!!!!!」



桜木「あぁぁぁ!!!!大バカ者!!!!バカ、バカアラシーーー!!!!!」





湘北ベンチ・観客からは、ため息が漏れる


「ああぁぁ、惜しい!!!!!」


「イージーだぞ!!!!?」


「せっかくの流川のナイスパスをーーー!!!??」


「荒石、ちゃんと決めろよ!!!!!」




リバウンドは、若月がきっちりキャッチ!!!!!


荒石「若月ーー???!!」



と、荒石が気づいた時には



若月、前線の樽瀬に大きくパス!!!!!





湘北、完全に陣形が崩壊している!!!!!





こうなれば山王、次に樽瀬からボールを受けた菊地が




菊地「ワンツー!!!!!」※937話参照





シュッ!!!!!!





ザシュゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!



価千金のスリーを沈める!!!!!!



湘北41
山王54



今度は山王サイドが、一気に沸き立つ!!!!!!!


ワァァァァーーーー!!!!!

「ここで菊地のスリー!!!!!」

ワァァァァーーーー!!!!!

「ナンバーワン・シューター!!!!!」

ワァァァァーーーー!!!!!

「若月~樽瀬~菊地の最強トリオ!!!!!」

ワァァァァーーーー!!!!!

「湘北のミスから、逆速攻!!!!!」

ワァァァァーーーー!!!!!

「また13点差まで、広げたぞ!!!!!!」






記者席


彦一「うわぁぁ、湘北、今のは、かなり痛い失点やでぇぇぇぇ!!!!?」


弥生「えぇ、ゾーンプレスを突破し、ここで点差を縮めて勢いを付けたい所での、ミスからの失点………これはしんどい…………」


町田「逆に山王は、そんな時でも二年生トリオが躍動か、、若月のリバウンドから樽瀬のアシスト、最後は菊地のスリーと、最高の形で、ゴールまで持って行ったよ………」


中村「相変わらずスゴい二年生トリオだ…………」




そのトリオと同学年、、特に若月とは同じ『走れるビッグマン』として比較され、この試合熾烈な闘いを繰り広げている、この男のシュートミス





荒石淳也ーーーー



ハァハァ、ハァハァ


肩で息をし、かなり悔しがっている


「し、しまった………俺は何てミスを………っくしょ………」



引き続き記者席

中村「今のシュートは難しいもんなのかい、キャプテン???!!」と、彦一に振る


彦一、答える「うーん、難しいと言えば難しいんですけど、やっぱり決めやんとあかんかったんちゃいまっか???!!」


町田「ましてや、湘北が勢いに乗ってきた所で、、、あれは頂けないなーーー」


弥生「ここへ来ての荒石君の初歩的なミス………言ってもまだバスケ歴一年と数ヵ月なのよね………」




そう、、この試合ここまで、特に影響は無かった荒石の経験値(の無さ)が、懸念され出す



荒石、更に肩で息をする

ハァハァ、ハァハァ、ハァハァ





桜木「アラシ・・・」←今回大丈夫だった人





また湘北ベンチ陣が慌て出す


石井「先生、荒石やっぱりマズいんじゃ???!」


佐々岡「また下柳か、他には※スモールボールで行かれては???」※スモールラインナップ


須形は勿論のこと

また下柳、与田や野茂もアップをし出す、、、




が!!!!






安西「彼はひっこめませんよ………」



石井・佐々岡「????」



「先程も彼に告げましたが、、若月君、そしてこの山王の速い展開についていけるセンターは、彼しかいない………もうひっこめる訳にはいきませんよ………」



晴子「先生…………」





そんな中、湘北三度目のフルコート・プレス突破!!!!!!



「よっし!!!!ここは完全に攻略した!!!!!」


「湘北が、パターンを変えながら、"全員で""運んでいる!!!!!」




湘北、またもやその勢いのまま、速い展開に持ち込むがーーーー



バァァァァ!!!!!!!!





荒石の動きに、若月がぴったりついていく!!!!!!



荒石「?????」



若月、ニヤリッ!!





湘北、これが連鎖してしまい、速攻は失敗、、ハーフコート・バスケに切り替える事を余儀なくされる



観客

「あぁぁぁ、速い展開に持ち込めなかった!!!??」


「山王、プレスを突破されても、戻りが早い!!!!!」


「完璧なディフェンス!!!!!」




山王、湘北と同じマッチアップで、この日初めてのマンツーマン


桑田×畑山
天崎×樽瀬
流川×菊地
桜木×阿部
荒石×若月


「山王がこの試合初めてのマンツーマン???!!」


「湘北相手に大丈夫か???!!」


「あぁ、流川と桜木の所はどうすんだ???!!」





そこは山王、徹底したダブルチーム!!!!!



流川や桜木に入るや否や



バァァァァ!!!!!!!!



ローテーションを速く



湘北もパスを素早く回す



そして、最終空いたのが、ローポスト少し外の荒石



ノーマークの荒石だが



観客も気づく

「これは?????」





『荒石は捨てている???!!』






そう!!!山王、、得点能力の低い荒石をある程度捨てて、流川や桜木に集中するローテーションだった





これには荒石、憤慨「な、ナメやがって!!!!!!」



だが!!!!!!




また中途半端!!!!!!!




荒石、やはりヘルプが気になり、馴れないワンハンドジャンパー









を、落とす!!!!!



ガコォォォン!!!!!!!!





荒石「くそっ!!!また!!!?」



このリバウンドも、若月!!!!!



走る事も含め若月、淡々と仕事を遂行!!!!!!




記者席

中村「また荒石君のシュートミス???!!」


町田「そして、若月はきっちりリバウンドか………」


彦一「ああぁぁ、どうしたんや、荒石君??!」


弥生「バスケ歴一年数ヵ月の荒石君と、小学校からずっとバスケをしてきて基礎がしっかりある若月君の差が、如実に出てきたかしら??!!」


観客も

「このマッチアップ、若月の方が、体力面も含め圧倒的に上じゃね??!!!」

と、結論づけてしまう





更に

「若月、出ずっぱりだろ??!本当に良く走るよな………」

「リバウンドにディフェンスにと、汚れ役も厭わない………」

後半から続く、若月への称賛の嵐






そしてきっちり比較され低評価、このレッテルを貼られる


『素人荒石だ………』





荒石「ハアハア、ハアハア…………クソッ!!!!」




桜木「アラシ・・・・」



続く

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この記事へのコメント
また早朝に書き上げてしまうパターン(笑)月三平均に向けて頑張ってます
前回からの安西先生の台詞、アップスクリーンに変えてます。勉強不足でした~すみません人( ̄ω ̄;)
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2020年09月11日 07:44
早朝の更新有り難うございます全員で運ぶ事が出来ても荒石が決定機を連続で逃したのは若月以上のビッグマンでない(技術が当時の花道と同レベルでも花道以上に走れない←決定的‼️)のは痛すぎる❗️次話以降どんな手で荒石が自分自身とチームをカバーするのか楽しみにしてます‼️
Posted by SD大好きっ子 at 2020年09月11日 08:16
SD大好きっ子さん→ありがとうございます。。何とかペース保ってます(笑)
そして次も早く出来そうな気がする、ちょっと乗っています♪
次、自分的に神回、いや良回にしたいと思ってるので、外したらごめんなさい( ̄▽ ̄;)
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2020年09月11日 15:02
更新頻度が定期的になって嬉しいです。10日に1回読めるのたのしみにしています。
原作の流川くんの様に、今回はアラシくんが試合の中で成長していくことを期待しています!
Posted by まなちゃん at 2020年09月11日 23:26
アラシ頑張れo(*≧∀≦)ノ!!!!!
Posted by リョータ愛 at 2020年09月12日 22:21
赤木さんいつもありがとうございます
流川、花道がナイスプレイを見せたあと荒石の痛いミス。

疲れもあるでしょうが、ここで荒石に頑張ってもらわないと一気にいかれそう。
安西先生も信じているように、荒石ならではのやり方で攻めてほしい、荒石、頑張ってくれ〜


ブログキャラの中では荒石が1番好きなので、花道や流川があっと驚くようなプレーを見せて欲しい。

フレーフレー荒石!
Posted by ミッチー at 2020年09月14日 13:44
まなちゃんさん→ありがとうございますm(_ _)m返事遅れてすみません~一応そのペースで頑張ってます、次話もぜひお楽しみ下さい\(^o^)/荒石回になっとります(笑)
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2020年09月21日 02:34
リョータ愛さん→ありがとうございます、荒石頑張ってます(笑)
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2020年09月21日 02:34
ミッチーさん→こちらこそいつもありがとうございますm(_ _)m返信いつも遅れすみません( ̄▽ ̄;)そうなんですね、やっぱり荒石人気ありますね~僕も彼のキャラを思い浮かべながら、頑張って書いてますので、温かくお守り下さい\(^o^)/(笑)
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2020年09月21日 02:41
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