2019年09月27日

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(927話)

『Schöpfung』





中村「桑田君は、須形君ほど能力が高いわけではない………なのに、湘北が追い上げて来てるのは、何故………?」


「一体、安西先生はどんなマジックを使ったんだ………??!」





弥生「おそらく、湘北というチーム、そしてPGというポジションの特性によるものなのかもね………??!」



中村「湘北、、、ポイントガード………??!また………?」(ポイントガードの概念?)



弥生「あくまで、私の持論だけど、夏嶋君や須形君のように、パスが巧かったり点の取れる、個の能力が高いプレイヤーは、確かに凄い!!!だけど=(イコール)いいPGかは、また別の話なのかも知れない、、、それよりも、チームのバランスや流れを考えた時、桑田君のように、如何に汗をかける選手か??!」



試合が再開され、桑田がルーズボールに飛び込む



ドカァァァァァ!!!!!





弥生「献身的にプレイする事、チームのバランスを取る事、、、コート上の監督として、どれだけ仕事をこなせるか………それは派手なプレイ、華のある選手が全てとは言えない………」





桑田は、夏嶋に徐々にフィットする



夏嶋「くっ!!!」(この人、さっきより動きが良くなった??!)





弥生「極論、チーム事情によっては、PGが得点0でも、チームが勝つ事が出来ればそれでいいのよ!!!」



「そのチーム事情、、、湘北ーーーー」








ベンチで安西が、須形に声を掛ける


安西「赤木君が、"あの山王戦"で、気づく事が出来た………」





須形(赤木キャプテン………あの………?伝説の山王戦……??)





安西「河田君に自分が勝てなくとも、、、」





「チームは負けまいと………」







須形「????」(深体大の河田さんとの対決………)







安西「ウチには、点を取れる選手、主役になれる選手はたくさんいる………」







「君が、誰かに勝とうとする必要はない………」







須形「はっ???」(誠にも………)












安西『今、自分に出来ることをする』








コート上の桑田は、仲間のプレイに、誰よりも大きな声を出し、手を叩いて鼓舞



桑田「ナイスナイス!!!!!!」パンパン、パンパン






安西「桑田君は、そう思いながら、ゲームに入った………」







須形「桑田さん…………」








ここで遂に、桑田のアシストから、桜木がゴール下を決める!!!!!!



ザシュ!!!!!!!








安西「余計な邪念が無ければ、自然といいプレイも生まれてくる………」






桜木と桑田がハイタッチ!!!!!!



桑田「ナイッシュー、桜木!!!!!」



桜木「おうよ、ナイスアシスト、三年坊…………クワタ!!!!!」



水戸「おっ??!」



桑田「えっ??!」一瞬驚くが




強く、パチンッ!!!!!!!







弥生「湘北のチーム事情とは、つまり強烈な"個"の集まり、、、ときに誰かが、黒子役になる事も必要とされる、、、安西先生はそれを見抜き、見事なタイミングで、桑田君というオプションを行使した」










須形(そうか………僕はまた………誠に勝つ事を意識し過ぎてしまった………僕が誠に勝てなくとも…………)



















須形『湘北は負けない!!!!!!!!』










安西、にこりっ







続けて安西「PGにも色々な形がある………その上で、これから君の想うPG像を創ればいい………」





「それに近づいた時、""君の成長""と""チームの勝利""が、そこにあるでしょう………」








須形、目を輝かす「はい!!!!!!!」










ゲームは、湘北のこの勢いのまま、第2クォーターも半分以上が経過



湘北30
笹岡31




湘北、一点差までに詰め寄る




桜木(ルカワより点を取る!!!!!)ギラッ!!!



ここに、色々拘るものも汗




安西「おやおや…………困りましたね………」と言いつつ、表情は嬉しそう





ここまで桜木10得点、流川12得点





水戸「けど、流川より点を取れるかは、昔よりだいぶ現実味は増しているよな………?!!」



大楠「確かに、以前は得点力に関しては、天と地ほどの差があったもんな………」



野間「一年の時の翔陽戦だな………十何点離れてても、花道は流川より点を取る!!とか言ってたもんだ?!!花道はこの試合、相手二人をぶっ飛ばして、公式戦初めてのダンクを決めたはずだった、、、だがあれはオフェンスチャージングだった………」ブツブツ、ブツブツ



高宮「チュウは、よくそういうの覚えてるよな??」ぺろっと紫いものソフトクリームを頬張る







その時!!!!!!








ザシュゥゥゥ!!!!!!!




ゴールが決まる!!!!!!!



それは、、、
























流川のスリーポイント!!!!!!






逆転ーーーー!!!!!!!!




ドワァァァァァ!!!!!!!!



観客、大盛り上がり!!!!!!



「決まったぁぁぁ!!!!!」



「遂に湘北、逆転ーーー!!!!」



「流川のスリーポイント来たぁぁぁ!!!!!」



「最強スコアリング・マシーン・流川楓!!!!!」



湘北応援席も


「いいぞ流川♪いいぞ流川♪いいぞ流川♪いいぞ流川♪流川ー♪流川ー♪いいぞ流川、もう一本♪♪♪」



「RU・KA・WA♥️RU・KA・WA♥️」





わなわな、わなわな

桜木は「はぅ、また離されてしまった………しかもスリーポイントとは………ぐぬぬ………ルカワの野郎、何て卑怯なマネを………」何でやねん



桜木10得点、流川15得点












しかし!!!!!!







流川「おいっ!!!行ったぞ!!!!!」





桜木「あっ??!!!」



ガッ!!!!!



野比がスクリーンを使い、スリーポイントラインへ




桜木「しまったぁぁぁ!!!!!!!」




流川「どあほう!!!」





シュッ!!!!!!






遂に""二メートルの野比""の必殺スリーが、火を噴く








美しく高いアーチを描き

















リングに吸い込まれる!!!!!!!








Spritzen!!!!!!!!!




湘北33
笹岡34




笹岡、再逆転!!!!!!!!




観客、大爆発!!!!!!!



ワァァァァーーーー!!!!!


「来たぁぁぁ、今度は野比のスリーポイント!!!!!」


ワァァァァーーーー!!!!!


「二メートル選手がスリーポイントだぁぁぁ!!!」


ワァァァァーーーー!!!!!


「笹岡直ぐ様、再逆転!!!!」






そう、二メートル選手の概念を覆す、野比という男のベールが今はがされる、、、





桜木、少しきょとんとした表情で「スリーポイント…………」



流川も何も詰め寄らない「・・・・」



桜木「・・・・」





改めて、野比のスリーを体感した桜木



そして観衆たちは、驚きは勿論、様々な意見を飛び交わさせる



弥生「野比君の真骨頂、、アーチの高いスリーポイント、、、」



町田「最早、芸術だな、これ………」



中村「二メートルの選手が、あんなに綺麗なスリーポイントを………」



彦一「昔の考えからしたら、明らかに野比君の身長は、絶対センターやらされとったんや、、、だが、彼はスリーポイントやミドルを得意とし、3番までもこなす(下手したら2番も)、、、彼の存在は、バスケットの概念を確実に変えたで!!!!」



弥生「そうね、、、背が高くても、皆と同じく外の練習もする、、、世界のバスケットは、どんどんポジションレスの時代になっている、日本のバスケの教育も、これから変わっていかなくてはいけないわ!!!」






桜木「のび太………スリーポイント………」





野比は、第2クォーターラストの攻撃にも、もう一本スリーを沈め



一度、逆転された湘北を突き放す



スコアは

湘北35
笹岡40

で、前半を終える




grr…grr…

館内は、新たなキャラクターの創造と、美しい虹が描かれたキャンバスに、まだ酔いしれるのであった



Der feind ist riesig…Wir springen


桜木「おのれ…………」



Fortsetzung folgt

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(802話)
 スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(991話) (2023-10-26 10:37)
 スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(990話) (2023-10-02 14:19)
 スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(989話) (2023-09-20 22:11)
 スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(988話) (2023-08-28 12:42)
 スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(987話) (2023-08-19 10:04)
 スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(986話) (2023-07-21 16:34)
この記事へのコメント
今回の演出?編集?、自分的に満足な回になったわ(笑)
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2019年09月27日 13:52
赤木さんいつもありがとうございます^_

桑田さんやりますね。
チームのバランスをとって、時には汚れ役をする。
ここで魚住さんの「俺が何点も取る必要はない、俺はチームの主役でなくてもいい」の言葉を思い出します!

桑田のおかげで一気に点数を縮めた湘北、後半が楽しみです^_^
そして流石魚住さん、湘北にしっかりと伝えていますね!

そして桑田と桜木のところ感動しました

ボス猿 桑田「話の主役であれば!」
桜木 ゴリ「‥」
Posted by ミッチー at 2019年09月28日 11:34
ホントにセンスがスゴイ(^〇^)!!
Posted by SDF at 2019年09月28日 14:13
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。