2022年08月19日

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(978話)

『要塞~teitaizensen~』





バァァァァァ!!!!!!!!!


名朋が二本目のゴールを決めた瞬間、フルコートを仕掛けてきた!!!!!



観客

「あっ!!?名朋がフルコート!!!?」

「このタイミングで仕掛けてきた!!!?」

「王者自ら奇襲か!!!?」




記者席

町田「名朋が、フルコートとは珍しいな!!!?」


彦一「しかも、こんな早いタイミングで!!!?」


中村「ところで何で、初回のゴールの後じゃなく、今????」


弥生「いつやらなくちゃいけない、というルールなんて無いのよ!!!!」一刀両断




高頭「例えばそれは、、得点を決めた後、、それも今みたいにグッドウィドゥムな攻撃の後!!!!」


堂本「序盤だが、ここが自分たちにとっての、ベストタイミングと感じましたか………豊田監督???!」



その他サインが有ったか?選手独自の判断か?二回目からの決
め打ちだったのか??など



沢山の憶測を呼ぶ中




そのフィクサー!!!!!

豊田は不敵に笑みを浮かべながら、呟く


「フッ、湘北よ、、悪いがこの試合、後半までちんたらと、お前らに付き合うつもりなんか毛頭ない………勝負どころを見極めるのも監督の役目よ………その一つは、序盤に来る事もある!!!今この瞬間に、息の根止めてやるわ!!!!!」くわっ




豊田の言う勝負どころーーーー



バァァァァァァァ!!!!!!!!!


名朋の五人が、激しく動く!!!!!


各々が自分のマークを離さない



桜木には森重、

荒石には河村、

流川には大村が、ディナイ!!!!!



湘北

桜木「ぬっ??デカ坊主???」(激しく来やがった???)


荒石「こいつら?!!いきなり(フルコート)かよ???!!」


流川「・・・・」





そして、

バァァァァァァァ!!!!!!!!!

スロワーの天崎に、伊達健太


バァァァァァァァ!!!!!!!!!

ボール運び役の須形に、伊達翔太


天崎「決めてたの???!」


須形「マンツーマン???!」




観衆も

「伊達兄弟、最前線からえげつないプレッシャー!!!!」

「あの兄弟に、前から当たられるなんて、絶対嫌だ!!!!」

「俺だったら、一回も運べる気がしねー!!!!」

「当たり前だ!!!!」



一般の意見はこうだが



海南・山王の見解は少し違う



清田「今の湘北は、フルコートにヤられるほどヤワじゃねー!!!?」


嶋「昨日の山王戦でも、大きく崩れはしなかった!!!!」(山王の新ゾーンプレスの時だけ!!!?)


樽瀬「天﨑と須形、、彼らも信じられない程のポテンシャルの持ち主!!!!」


畑山「あの二人なら、絶対突破出来る!!!!」



今大会、そして昨日の山王戦を経て、大きく成長したこの二人への、高い評価と熱いエール!!!!!




伊達兄弟及び、名朋ディフェンスを突破出来るか否か?????



『ガード陣の頂上対決』に目が離せない!!!!!!!!






SET!!!!!!!!



須形が前後のカットと、面取りの動きで、ボールを受け取ろうとする


キュッ、キュッキュッ


須形「天﨑さん!!!!!」



だがこれには引き続き、伊達翔が、異常なまでのプレッシャー!!!!!


キュッキュッ、キュッキュッ


伊達翔の足が、とにかく良く動く!!!!!



距離を常に詰め、簡単にボールを入れさせない!!!!!



観客、関心

オオォォォーーーー!!!!!!

と、自然と歓声が上がる

「伊達翔太、何て足腰してやがる??!!!」

「体力は大丈夫なのか!!!??」

「いや、伊達翔太は、体力もある!!!!!」

「さすが名朋のキャプテン!!!!!」

「No.1ガード・伊達翔太!!!!!」





清田「ぬっ????」



宮城「ぬっ????」明利大学体育館練習中、ピクッ





須形「くっ!!!!?」(本当に何ていいディフェンスだ!!!!?)



天﨑「や、野郎???!!」



観客

「おいっ!!!5秒になるぞ!!!?」


「何やってんだ、湘北ガード陣!!!?」




審判(2………1………)



桜木が遠くから叫ぶ「こらぁぁーーー!!!!チョロ、スガタ!!!!早くぅぅぅーー、早く出せっ!!!!!」焦り




須形、呼応し苦肉の策!!!!!

「こっち!!!!!」

と、手を上げ走る!!!!!



天﨑も首を縦に振り、そこへボールを放る



フワッ



何とか、その須形にボールが渡るが、、、



そこは?????



コートの(左)角であり端っこ


須形は、中央から遠ざかってボールを受け取ったのであった



観衆は、ボールが出た事への安堵半分、次の展開への不安半分

「おいっ!!!ボールは出たが、、、」

「あそこじゃ何も???!」

「あぁ、完全に追い込まれている!!!!」



その通り、須形はボールを受け取る事は出来たが、伊達翔がこれにも猛烈なプレッシャー


ダダダダダダッ!!!!!!!





後ろに下がれない


まさに背水の陣



ドリブルもつけないか????


いや須形、フェイントを一つ入れた後、無理やりドリブルを一つ突き始める

「上手い!!!!」

「何とかドリブル突いた???!」

「須形、行けるか????」



ダム!!!!!!!


だが依然として伊達翔、これに対してもすっぽんディフェンス


更には自身の体感の強さを活かし


須形の内(右)側への進入を、全く許さない


ドッ!!!!!!!





だが、須形


くるっ!!!!!!


これに直ぐに、ロール気味で左に持ち替え、


コートの左端を進路に選び、前進しようとするが、、、


これも、、、


袋小路へ!!!!!!!


そのままサイドラインギリギリ、前へ全く進めない状態に!!!!!


須形「くっ???!!」












そして!!!!!!!!!!







まさに、ここがベストタイミングか!!!!??









この瞬間!!!!!!!!!!
















""須形は囲まれた!!!!!!!!""





「???????」





『伊達翔太』とーーーー














『伊達健太』によってーーーー







伊達健が、ここがポイントと見るや否や、猛ダッシュで、須形を囲みに来た!!!!!!!


バァァァァァァァーーーーー!!!!!!!!!


キュッキュッキュッ!!!!!!!!!




これには観客


「ダテケンが寄せてきた!!!??」

「やはりプレスだった???!!」

「兄弟最強プレス!!!!!」

「シンクロ率100%!!!!!」

「名朋のトラップだぁぁぁ!!!!!」






そう!!!!!!!


基本的にはフルコート""マンツー""

だが、ここぞとばかりに伊達兄弟が挟む!!!!!




豊田「それだ…………」コミット



須形は遂に動けなくなり、万事休すか???!

そしてこのタイミングで、また8秒ルールが迫り来る

審判(2………1………)





須形、やむを得ずその無理な体勢から、天﨑に片手でパスを送る


が、、、


これがだいぶ弱くなり山なり、方向もズレる



そして


バシィィィィィーーーーーー!!!!!



と、流川のマークであった大村がこれに飛び込み、その長い腕を伸ばし、スティールに成功!!!!!!!



伊達翔・健「よしっ!!!!!!!」



天﨑・須形「ああぁぁぁーーーー????!」


流川「ちぃ???!」





大村、そのままゴールへ突っ込むが!!!!?


天﨑が、これに何とか並走!!!!!


大村のレイアップに、驚異のジャンプ力で、ブロックに跳ぶ!!!!!!!


天﨑「やらせるかーーーー!!!!!!!」




清田「高いぞ!!!!!」


樽瀬「天﨑???!!」




10cm以上差のある大村に、高さは負けていない!!!!!




が、大村、冷静!!!!!


真後ろに、落とすようなノールックパスで、走ってきた伊達健にアシスト!!!!!


ポンッ


天﨑「あっ????!」



伊達健が、これに余裕でレイアップを沈める!!!!!!


ザシュッ!!!!!!!!!


名朋追加点!!!!!!!!



豊田「よしっ!!!!!」コンプリート



名朋 7
湘北 3






結果、湘北が、名朋の典型的なフルコートプレスにかかった形!!!!!



観客が沸く!!!!!!!

ワァァァァーーーーー!!!!!!!

「名朋のプレス成功!!!!!」

「囲んで、次の選手が一つ前へ出る!!!!!」

「そして、そのままアウトナンバーの速攻!!!!!」

「お見事!!!!!!!」




そして湘北ガード陣には罵声

「おいっ、何やってんだ、湘北???!!」

「いとも簡単にプレスに掛かってんじゃねー!!!!!」

「やはり須形と天﨑じゃ、伊達兄弟とは、"格"が違うか???!!」

「決勝で、一方的な展開になるのは勘弁してくれよ!!!!?」




湘北ベンチ、ムカッ!!!!!


桜木軍団、ギロッ!!!!!





記者席

中村「湘北、結構簡単に引っ掛かりましたね???!」


町田「高校でガードにコンバートされた須形、ボールハンドリングに難のある天﨑じゃ、名朋相手に、ボール運びは難しいか??!!」


弥生「いいえ!!湘北は、名だたる強豪を倒して、この決勝まで勝ち上がってきたチーム!!!もうそんな次元の話をするチームではないわ!!!!」


彦一「そうや!!!!須形君に関しては、準々決勝では夏嶋君とガードとしての直接対決を制し、、湘北としても昨日の山王戦でプレスを克服しとるんや!!!!」


「はて、、、なら何であんな絵に描いたように………(引っ掛かったんや)????」


彦一の疑問



山王工業が解説


まだまだ湘北にリスペクトのある畑山「あくまで奴ら(湘北)なら、常に捕まるって訳じゃ無いんだろうが、、おそらく、、名朋がこんな早いタイミングで(奇襲を)仕掛けてきた事と、、、、」


樽瀬も同様の気持ちだが「それを初めマンツーに捉えてしまい、トラップの有無に、一瞬戸惑った…かな????」


堂本「先程のハーフのマッチアップ・ゾーンも同様、名朋はマンツーとゾーンのその複雑な切り替えを、かなりシステマチックに、頭そして身体に叩き込んでいる………」




準決でその力を体感した海南も


清田「ぐっ、、、奴らは個の力だけじゃねーんだ、、、」


一ノ瀬「チームの連携も、とてもハイレベルなモノを感じました、、、」


高頭「元々ある個の能力に、攻守ともにチームプレイもみっちり鍛えられとる、、それが、史上最強のチームと言われる今年の名朋工業だ、、、」



勿論、前述通り、湘北の力も大いに認めている両チームだが、、それを超えるぐらいに名朋戦のおぞましい記憶が蘇り、重苦しい空気が漂う







実況席は興奮

実況「名朋、プレスからの得点!!!!」


解説「そうですね、伊達兄弟のトラップが、見事にハマりました!!!!」


青木は「グッド!!!!!」と、ノートにメモを取る






そんな名朋の卓越されたディフェンスと、湘北のボール運びの応戦は続く



二回目は、流川の中継~荒石にボールが入り、湘北は何とか、ボールをフロントコートに運ぶ




湘北ベンチは、ホッと安堵の表情

だが、、、


石井「何とか運べたがーーーー」


佐々岡「あれがずっと続くと思うと、ゾッとするな、、、」


桑田「・・・・」ゴクッ







名朋・豊田は足を組みベンチにのけ反り、超ご満悦

「へっ、流石に全部取れるとは思っちゃいねー………あくまでフルコートは、相手にプレッシャーを与え、自分たちのリズムを作るモノ、、そうだな、、、三回に一回当たれば上等か?!!」


その見た目や言動ゆえ、豪腕のイメージだが、実は緻密な戦術を好む戦略家

名朋工業を史上最強のチームにのし上げた名将・豊田の采配にも、益々の注目が集まる





まだまだ観衆が名朋の凄みにザワつく中、湘北の攻撃



フルコートを突破したものの、遅攻



名朋のディフェンスにより、得意のトランジションの早い展開が出来ないでいた



湘北ベンチ、応援席もどこか重苦しい雰囲気

「????」

「・・・・」

「あぁぁ、、、」

「が、頑張れーー」



先程同様、名朋の匠なマッチアップ・ゾーンに苦しみ、攻撃が重くなる





ーーーーここまでの名朋のディフェンスーーーー

・スイッチとスライドを駆使したマンツーマン

・レンジの広いゾーン

・そして伊達兄弟を中心にしたフルコート・プレス

それらを組み合わせてくる


TPOに応じ、複雑に変化していく、かなり難易度の高いディフェンス


森重らの入学から三年掛け、オフェンスだけで無く、豊田が浸透させた名朋イズム


『システマチックかつ、ダイナミック、そしてスケールの大きいディフェンス』


それらを完璧に遂行する秘蔵っ子たち


他のどこでも無い、、、



""王者・名朋工業""こそが、確立させた



『大要塞』此所に在り!!!!!!!!!!







湘北の攻撃は、流川からのドライブに、桜木がペイントエリアで合わせるが、そこには名朋、人数を会し、桜木を囲む、、、


安西「???」


桜木、その混雑の中、ゴール下シュートを放とうとするが、交錯の末、全く思うように跳べず、、名朋の分厚く高い二枚の壁・河村と森重どちらとものブロックに当たり塞がれる羽目に!!!!!??


バ、バチッ!!!!!!!!


桜木「ああぁぁぁーーーー!!!!?デカ坊主&デカ狸!!!!!」


墜ちたそのボールは、たまたま桜木の元へ返ってきたが、今度はまた森重と河村、そして伊達翔に囲まれ、伊達翔がそのボールをスティール!!!!!


パァァァァァン!!!!!!!!


桜木「ああぁぁぁーーーー???!黒坊主!!!!!」


伊達翔がボールを確保、名朋ボールに変わる


湘北、連続の長短二度のターンオーバー


やはり、名朋のとにかく分厚い守備!!!!!


まさに大要塞!!!!!!!!!




流川と桜木のコンビプレイでも、単純には崩せない!!!!!




主人公・桜木ーーーー、この回前半ほとんど台詞、描写も無く、ようやくボールを持ち、初めて打ったシュートも、、走り書きのようなこの扱い(笑)



桜木「コラァァァーーー!!!!!この話の主役だぞーーー!!!!!」憤怒



両チーム、明暗が完璧に分かれ


湘北に暗雲立ち込める


停滞前線突入ーーーー



安西「・・・・」




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この記事へのコメント
あかん、月二以上の目標が、、、(-_-;)すみません

けど、今回はじめ全く何も思い浮かばんかったし駄作になると思ってたけど、、、
厚みつけて、ボリューミーにしていったら、中々テーマもある自分的に好きな回になった
d=(^o^)=b
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2022年08月19日 08:15
最新話ありがとうございますm(_ _)m
今回名朋の、豊田監督の采配がクローズアップされているという事は…
名将安西光義がクローズアップされる話しもあると思っていても宜しいでしょうか?
Posted by ミスター at 2022年08月19日 19:00
赤木さんありがとうございます!

フルコートプレスで、いきなり仕掛けてきたメーホー、虚をつく展開でボールを奪い追加点をもぎとりました。

花道&流川のコンビプレイでも簡単に崩せない高い壁、仕掛けから安西先生以上の監督はいないはず?須形&天崎に助言を!

No.1ガードで練習中の宮城と花道の扱いに笑いました!

ここは強行突破で大学1部リーグ赤点軍団N o.1ガードにしゅつじょ‥‥助言をいただき湘北の速い攻めのペースに持ち込んでくれ!
湘北ファイト!
Posted by ミッチー at 2022年08月20日 07:43
ミスターさん→コメントありがとうございますd=(^o^)=b

ん~どうでしょう~??←ミスターだけに( ̄ー ̄)

いや勿論、安西先生だけに、試合の中でも必ずあるでしょう~!!!
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2022年08月20日 20:17
ミッチーさん→いつもありがとうございますd=(^o^)=b ホントお待たせしてばかりですみません泣

今回も解説ありがとうございます!!!

笑い取りに行ったとこでウケてくれて嬉しいですo(^o^)o
さぁ皆安西先生の采配と湘北の追い上げに期待ですね!!!
Posted by 赤木夏紀赤木夏紀 at 2022年08月20日 20:24
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