2018年02月08日

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(857話)

『陵南高校』





観客「同点で後半スタートか…………」



観客「前半ラストのままなら圧倒的に湘北有利か?」



観客「おっ、両軍出て来たぞ!!」







湘北、陵南メンバーともにスタメンに戻し



湘北メンバー

PG/13.須形拓弥/1年/180cm
SG/9.天崎和彦/2年/180cm
SF/4.流川楓/3年/192cm
PF/8.桜木花道/3年/194cm
C/10.荒石淳也/2年/193cm



陵南メンバー

PG/8.宮野望/2年/174cm
SG/7.高橋信久/2年/182cm
SF/6.外川晴樹/3年/187cm
PF/5.菅平修/3年/192cm
C/10.高松大治/2年/195cm




「どこが勝負のキーになるか?!!」



「ともに前半を踏まえてどういう作戦で行くか?」


「さぁ、運命の後半戦だ!!!」






湘北ボールのスローインでスタート



須形がボールを受け取り組み立てる


「一本!!!」




会場、後半最初の攻撃に大注目




ボールは、





エース・流川!!!





そして、





「アイソレーション!!?」






記者・中村「湘北は前半ラストと同じ作戦だ!!!」


弥生「当然!!!当たっている作戦、止める必要がないわ!!!」


「陵南は引き続きマンツーマン!!!」


「あれだけヤられたのに大丈夫か??!」






会場全体が固唾を呑み「ゴクリッ」




流川はボールを腰辺りで保持、1on1の構え


マークマンの外川も腰をぐっと下げて構える





流川、ギラッ!!!



外川(来る!!!?)








流川、鋭いドライブ!!!





外川は、必死でついていく




観客「おおー、ついていってる!!!」






が、流川急ストップ



外川(ジャンプショットは!?想定内!!!)



しかし、流川と外川の距離は1メートル以上



外川「あっ?!!!」








「あれは!!!!?」



「ステップバック!!!」





流川、ジャンプショット!!!





外川、全く届かない


外川(クソッ!!!)




シュートは



決まる!!!



ザシュ!!!



湘北33
陵南31



「ワァァァァ!!!!湘北後半先制点!!!!」



「遂に逆転来たぁぁぁ!!!!」



「流川のステップバック・ジャンプショット!!!」







翔陽・松井「ただ止まってその場でのジャンプショットではなく、ステップで自ら後方や横に跳び、相手と距離を取ってからのシュート」


翔陽・中村「流川の身体能力と高さであれをヤられるとちょっとやそっとじゃ止められないぞ………」




須形・天崎・荒石の味方も驚いている「ス、スゲーな、、、」ゴクリッ






田岡・彦一「・・・・」



外川「・・・・」




観客「おいおい陵南、為す術無しじゃねぇか??!!」





続く陵南の攻撃



弥生「この攻撃は非常に大事ね」


記者・中村「はい、湘北は一本決めてきた、陵南は前半と同じなら勝ち目はない」


弥生「さぁどうやって攻める???」



陵南・ポイントガード・宮野「一本だ!!!」


こちらもコントロールする




そして、高橋~高松とボールが渡り



高松、パワーアタック!!!



しかし、荒石、これに耐える!!!


荒石「グギギギギ」




観客、呆れる「だーかーら湘北に"個"じゃダメなのは証明済みだって!!!?」




ショットクロックが10秒を切る



田岡・彦一、まだじっと戦況を見つめる「・・・・」




観客「あーーー、また時間がない!!!」








が、その瞬間!!!!





スクリーンなどを使い、目まぐるしく動いていたこの男が、高松からボールを手渡し気味で受け取った








田岡「外川ーーーー!!!!」






外川、ゴール下へ突っ込む!!!!




そして、レイアップ!!!!



「振り切れていない!!!!」




そう、ブロックにはマークマンの流川、そしてヘルプの桜木!!!!



観客「うわっ!!!最強コンビのブロック!!!!」


「無茶だ!!!!!」





湘北のメンバー相手にあまりにも無謀と思われた外川の突進は!!!!











くるりっ!!!!






流川・桜木「????」




ふわっ





ボールはゆっくりゴールに吸い込まれる




ころころ


ザシュ





審判はゴールのジェスチャー













会場、半信半疑だったため 遅れて反応!!!!


「き、決まったぁぁぁ??!!!」


「ダブルクラッチ???」




そして爆発!!!


「何じゃぁぁーーー!!!今のは????」


「陵南にもスゲー奴がいるぞーーーー!!!!!」






湘北ベンチは呆然


桑田「あ、あれは………」


石井「2年前練習試合で最後にヤられた………」


佐々岡「"嫌なのを思い出しちゃうやーーーつ"」



晴子「"仙道さんの"ダブルクラッチ…………」







そしてこの二人が(武蔵カップの彦一の時同様)、その単語に過剰に反応する


桜木「センドー…………???」



流川「にゃろう…………」






そして、陵南ベンチ


田岡、遂に吠える「どうだ湘北!!!これが今年の陵南のエースの実力だぁ!!!陵南には去年まで仙道のプレイを間近で見てきた男たちがいる!!!"個"でも負けーーーーーん!!!!」


陵南ベンチが微笑む「監督…………」



彦一「外川はこの2年間は度重なる怪我でバスケ生活はほとんど棒に振ったんや、ホンマこの大会に間に合って良かった」


田岡、冷静になり「あぁ、悔しい中、本当にリハビリも良く頑張った…………」





その才能を田岡に発掘され、仙道の次のエース候補として鳴り物入りで陵南高校に入った外川だったが、入学早々、脚の怪我に見舞われてこれまで高校の主な大会の出場経験はほぼなかったのだ



彦一「それでも仙道さんのアイデンティティーは受け継いどるんや」(ワイもやけど…………)



外川、意気揚々「これからだ!!!陵南の底力を見せるぞ!!!」

陵南メンバー「おう!!!」




陵南が勢いづく



全員タイトに守る


須形や天崎は急にガツガツ来るディフェンスを嫌がる


宮野・高橋「オラオラ、オラオラ!!!」


須形・天崎「チッ??!」



弥生「更にはPGを宮野君に戻した事で、調子の良かった須形君のポストプレーが選択肢から減った!!」


記者・中村「また流れが変わる???」




そして、桜木のジャンプショットが外れる


ガンッ!!!


桜木(クソッ、ちょっと芯がズレた)


流川(チッ、流れも悪い)






陵南攻撃は、宮野と高橋のピック&ロールから高橋がジャンプショット



決まる!!!



ザシュ!!!



湘北33
陵南35


「ワァァァァ!!!!陵南再逆転だぁ!!!」


「シーソーゲーム!!!」




湘北ベンチ

晴子、不安げに「あの二人もピック&ロール…………」


桑田「あぁ、相手の2年生コンビも相当に上手い」





陵南ベンチ


田岡「宮野と高橋、私生活は犬猿の仲らしいが、コートに入れば最高のコンビネーションを見せてくれる………」


彦一「同じ2年生コンビ(天崎&荒石)に負けてられやんのや!!!」



宮野「よし、高橋、、、調子いいんだろ!?どんどん打っていけ!!!」


高橋「おお、珍しくわかってるじゃねえか宮野、お前もスピードでガンガン勝負しかけろ!!」



ハイタッチ!!!!


バチンッ!!!!!




「陵南は死んでいない!!」


「個でも組織でもまだまだ戦える!!!」



ここからしばらく、両チーム"個"でも"組織"でも、がっぷり四つで戦う事となる



続く
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