赤木夏紀という人間のブログ

『個』





桜木「"子"・・・？？？」



荒石「バカ！！！"個"だよ」



須形「個性、、個人の能力、、、」



天崎(翔陽戦の流川さんの"上回っている部分で"って意味に近いのか？？？)





安西「陵南はうちをかなり研究してきたようです、これは大変立派な事です、うちも見習わなくてはいけません」












「だが、うちが負ける事はない」




桜木、食い気味で「おうよ、オヤジ！！！何故ならこの天才バスケットマン・桜木がいるかーーー」



安西も食い気味「その通りです」


桜木「ら？？？」


桜木本人も他のメンバーも驚く






続けて安西「陵南には悪いが、うちはどのポジションでも1on1では負けない」




「須形君はテクニックと高さで」


「天崎君はスピードとジャンプ力で」


「荒石君は、知力と創造性で」


「流川君と桜木君には最早言う事はありません、1on1は全国でも最高レベルです」


晴子(ス、スゴい評価、、、)


「湘北はそれだけ抜群のバスケットセンスを持つ"個"が集まったチームです、原点回帰しましょう、全てのポジションで1on1で勝てます」













全員、ポカンとした表情から一転、納得と自信から目が輝く



「そうだ」


「そうだ」


須形(そうなんだ、今僕は相手と身長でミスマッチなんだ、どんどんポストプレーで点を取ったらいいんだ)



天崎(俺もだ、高橋とならスピードと身体能力で圧倒出来る)



荒石(俺もだ、、、一度高松に負けなかったのに今日はヤられ過ぎている)






流川、コクリと頷く





そして桜木は

「ハハハハ、オヤジーーー、たまにはいいこと言うじゃねぇか？？！そう、問答無用で全国最高の1on1男、この天才・桜木がいるから湘北は負けん！！！！」



超ご満悦





湘北が生き返る


桑田「昔、河田弟より桜木が上だと安西先生が確信していたように」


石井「今はそれが全ポジションで…………」


佐々岡「うちが上回っていると！！？」





天崎「よしっ仕掛けよう！！！」


須形「僕もポストプレーやります！！」


流川「ただし、仕掛けた後の"合わせ"は意識しろ」


荒石「おうよ！！！」




安西「ほっほっほっ、シンプルイズベストですよ」









試合再開



陵南メンバー


彦一(何か顔つきが変わった？)


田岡、不安「くっ、安西先生、まだ何か策があるんですか？？？」






湘北の攻撃


自然なパス回しから



観客「１－４は一旦止めた？？」




須形がVカットでハイポストやや右でボールを受け取り


彦一を背負ったままドリブルを突き出す



観客「あっ？須形のポストアップだ？？」




須形、振り向き様でフェイダウェイシュート


彦一、全く届かない「くそっ」


ザシュ！！！

湘北22
陵南31


「ワァァァァァーーーー！！！須形のポストアップからのフェイダウェイ！！！」


「相田とのミスマッチを突いた！！！」


「何かあっさり決めやがったぞ」


「あれが湘北の作戦か？！」






陵南の攻撃





～～～～湘北回想シーン～～～～

安西「ディフェンスも同じです、ただ自分のマークマンを意識して下さい」


桜木(また当たり前の事を…………)


流川(なるほど…………)


～～～～回想シーン終わり～～～～






陵南、今まで通り複雑なセットオフェンスを試みるが、今度は誰もノーマークにならない



彦一「？？？？」



高松のポストプレーに切り替える


しかし、パワーアタックに荒石は耐える



高松「？？？？」



湘北ベンチ「よしっ！！！荒石がまず止めた！！！」



そして、24秒ギリギリの高橋のジャンプショットを



バシッ！！！！！！



天崎のブロック！！！



そして、『ビーーーー！！！24秒オーバータイム』




湘北ベンチ「よしよし！！！一つ止めた！！！！」



観客「うわぁ！！！天崎のブロック！！！！」


観客「どんだけ高いブロックだ！！！！」





次の湘北の攻撃、左45度で流川



観客「あっ！！？」


観客「アイソレーションだ！！！」




流川、外川をドリブルでかわして一気にゴール下




ヘルプに菅平と高松！！！！



流川、ノールックパス




菅平・高松「？？？？」





そのパスを受け取ったのは、桜木！！！！





桜木、リングのど真ん中、誰よりも高く、誰よりも速く！！！！！！








ドカァァァァァァァ！！！！！！！





ワンハンドダンク！！！！！！！


湘北24
陵南31






会場、爆発！！！！！



「ワァァァァァーーーー！！！！！！」


「流川のドライブからの合わせで、桜木のスラムダンク！！！！！」




観客「いや、しかし！！！！」


観客「ミスマッチを突いたポストアップやアイソレーションってかなりわかりやすい攻撃だったぞ」


観客「湘北はシンプルな1on1から攻めてくるつもりだ！！！」







記者・中村「湘北は簡単に攻める事を意識し始めた？？！」


弥生も少し驚きながら「そうね、流石安西先生、、、湘北の利点をシンプルに表現させている」


記者・中村「ディフェンスはどうなんです？？？」


弥生「おそらくヘルプや３線、相手の複雑なセットは意識せず、自分のマークマンだけに集中する、要は1on1を意識するだけで、湘北の選手たちには明確なものとなり、そのディフェンスが見事にハマったようね………」




この試合を通して初のダンクを決めた桜木

「天才！！！！！」







陵南、次の攻撃もリズムが悪くなり、苦し紛れのシュート、これは落ちる




荒石がチップアウト、速攻の先頭は天崎


誰も追いつけない



天崎が楽々レイアップ！！！


ザシュ！！！


湘北26
陵南31


天崎・荒石ハイタッチ、バチィ「よっしゃーーーーー！！！！」





観客「次は、荒石の必殺チップアウトと天崎のスピードでワンマン速攻！！！！」


観客「湘北がジリジリ追いついてきたぞ！！！！」




田岡、プルプルプルプル



続く