2019年04月13日

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(915話)

『継続』





ワァァァァーーーー!!!!!



観衆が沸く!!!!!




「湘北が手を緩めない!!!」


「メンバーが入れ替わっても、そのままフルコート・プレス!!!」


「あいつら、まだまだ走る気か!!!??」








桜木、叫ぶ「始めっから最後まで走るんだよ!!!!!」



流川は、ベンチで腕を組み、厳しい目で試合を分析



安西は「ふむっ」と顎をさする





湘北は前から


  天崎
桑田  野茂
  桜木
  荒石


のフォーメーションで1-2-1-1のフルコート・プレスを敷く





トップの天崎「右!!!左!!!右!!!!」


キュッ!!キュッ!!キュッキュッ!!!!


素早いフットワークで、エンドラインからのスローインに猛プレッシャーを与える



「うわっ、スゲえプレッシャー!!!!!」


「天崎、動きまくってるぜ!!!!」


「何だ、アイツの運動量は??!」




「おいおい、5秒になっちまうぞ!!!?」※5秒以内にコート内に入れなくてはいけない



スロワーの阿部が、何とか右斜め前にいる佐藤にパス!!!


阿部「くっ」




しかし!!!!



ザァァァァァ!!!!!


天崎がその佐藤との間を一気に詰め、桑田と彼を挟む



そして


天崎「桑田さん、コース頼んます!!!!」



桑田「オッケー!!!!!」


桑田も扇動されるよう足が動く


キュッ!!キュッ!!!



そして佐藤のコースを外側へ絞る


佐藤、ここに強引にドリブルを仕掛けるが、桑田がこれを行かせない


ドッ!!!!!



佐藤は、そのままストップしてしまう「ちぃ」


湘北ベンチが沸く


「副キャプテン!!!!」


「ナイスディフェンス!!!!」


「桑田さん、ナイス!!!!!」






そして止まったが最後



瞬間!!!!!





天崎の手が伸びてくる



バシィィィィィ!!!!!!




天崎がボールを触り「っし!!!」



「触った!!!?」





ボールが転がるーーーー



佐藤「あっ??!」





そのルーズボールに佐藤と天崎が、一斉に飛び込む!!!!!!



ガァァァァ!!!!!!!!








これを天崎「ふんがーーーー!!!!!!!」



ヘッドスライディングから身体を入れ、これを奪取!!!!!!


ルーズボールを制す



佐藤「なっ???!!」





会場、また沸く!!!!!!


「あいつ、瞬発力がハンパない!!!!」


「いや、ボールへの執着心もある!!!!」



桜木「なぬっ??!チョロの野郎!!!」(ボールへのシューチャクシン・ナンバーワンはこの天才・桜木様だ!!!!!)












だがそんな桜木、真っ直ぐゴールへ走り込み!!!!「チョローーーーー!!!!!!」





天崎、気づき「桜木さん!!!!!」



天崎、倒れたまま、バウンズバス!!!!!



バウン!!!!





ザシュッ!!!!! !!!



桜木のレイアップが決まる!!!!



湘 北38
南大塚 6



桜木「うぉぉぉーーー!!!!天才!!!!!」



ワァァァァーーーー!!!!!


「うわっ、また桜木が決めた!!!!!」


「連続得点!!!!!」


「流川がいなくても、桜木が点を取る!!!!!」





流川「ふんっ………」





「それより天崎だ!!!あいつのディフェンスがハンパない!!!」


「何せ動きが速すぎる!!!!!」


「右に左に動き回っている!!!」


「あぁ、さっきからスティール連発!!!」





「ナイッシュー、桜木さん!!!!!」


「ナイスカット、天崎!!!!!」









海南・清田「ちぃ、アイツら………」



一ノ瀬「相変わらずディフェンスの能力が高いですね、天崎は………」



安倍「守備範囲も広く脚力のあるアイツを、トップに置いとく事によって、より活きる作戦だな、これは………」



清田「ちぃ………」イライライライラ








天崎は意気揚々、キラリッ「スティール王・天崎???!!」



桜木「ぬっ??!●●王の称号は一つも与えーーん!!!!!」



天崎、反論「そんな~桜木さんだっていつも自分で色々名乗ってるじゃないですかーーー??!」



桜木、睨む「あん???!小僧??!」



天崎、シーンとなる「・・・・」












ブンッ!!!!!!





南大塚、桜木と天崎がアホな会話で?油断した?その隙に、、、ボールを最前線の伊藤に放る




天崎・桜木「あっ???!」



流川「どあほう×2!!!!」





観客「不意討ち??!」



「これは誰も反応出来ない!!!?」











が、、、






バシィィィィィ!!!!!





ニヤリッ




ボールはある選手の手の中に!!!!














荒石ーーーー!!!!!!!!!




観客、驚く!!!!!


「荒石???!!」



「うわぁ!!!今度は荒石が取ったぞ!!!!!」


「インターセプト!!!!」


「何であれが取れたんだ??!」



「読んでた??!」






荒石「この荒石様を忘れてもらっちゃ困るぜ!!!」不敵な笑みを溢す








清田「つぎはアイツかよ………」



一ノ瀬「ええ、荒石の守備も冴えてきましたね………」苦笑い



安倍「ヤツは身体能力も十分スゴいが、それ以外に危機察知や空間認識能力に長けている、、、それらを活かし、様々な状況を予測しながらディフェンスをしている、、、だから今も先に動いていた分、ボールを奪い取る事が出来たんだ!!!」


清田(動物的カンじゃねーのか、くそっ)





観衆、熱気!!!!!


「スゴい二年生コンビだ!!!!!」


「揃いも揃ってディフェンスのスペシャリスト!!!!!」









名朋・豊田「フンッ、ガキどもめ、調子に乗りおって!!!?」



伊達健「天崎、、、荒石、、、」



伊達翔「前より更に強力になってやがるな………」(あれをPGの俺が突破しなくちゃいけないんだ!!?)





山王・堂本「運動能力の高い天崎を先頭に、、戦術理解能力に優れた荒石を最後方にか、、、桜木も含め縦のラインをスタメンで固める事により、チームとしてのバランスも取れ、ディフェンスの強度も増してくる、これは相当厄介だな、、、」



畑山「うちのお家芸を、、くそっ!!!」



樽瀬「・・・・」



河田(うちよりスゴいかも………)ゴクリッ







『湘北・超強力フルコート・プレス』は





あの山王工業にすら、脅威を与える





湘北は目論見通り、観衆と山王を、""走るバスケ""で魅了する



それを選手たちは知ってか知らずか






フルコート・プレスを継続し走り続ける





前半終了間際には、石井と佐々岡もコートに



だがようやく、このディフェンスに馴れてきた佐藤が、石井と佐々岡の間を突破


「さすが佐藤!!!!!」



(ただ今)ベンチの桜木が「あぁ!!!バカモノ!!!三年坊主!!!!」


石井・佐々岡「はぅ、やってしまった………」



ザシュッ!!!


時折、伊藤が得点を返すが



「ビィィィーーーー」


第2クォーターが終了





スコアは衝撃の


湘 北75
南大塚28


で、ハーフタイムを迎える



「湘北は第1クォーターのペースが全く落ちなかったな………」


「あぁ、どのメンバーを出しても、コンスタントに同じバスケが出来ていたからだ………」


「前半で勝負はついちまったな………」


「あぁ、インターハイ3回戦とか、山形史上最強のチームだとかまるで関係ない………」






圧巻!!!!!!!!!



「湘北・恐るべし!!!!!!!」







後半スタート、スタメンに戻した湘北は、再び流川の独擅場!!!!


様々な形から得点を取る!!!



「あ、あいつ、本当にカマラや森重と比べても全く遜色ないぞ!!!?」


「超強力・スコアリング・マシーン・流川楓!!!!」


「この大会の得点王も気になる所だ!!!?」



流川は、この試合ほぼ半分の出場時間で40得点を記録する







「ふんがーーーーー!!!!!!!」


桜木は27得点19リバウンド


彼もまたダブルエースとして、恥じぬ数字を残す





湘北、全員得点でこの試合を終える



湘 北134
南大塚 77



3回戦突破!!!!!!


続く