2019年04月05日

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(914話)

『開花宣言』





インターハイ3回戦、湘北×南大塚、湘北は流川を中心に""走る作戦""を遂行し、南大塚相手に大量リードで第1クォーターを終えた



館内は、騒然としている


「おいおい、湘北強すぎるぞ!!!」


「ここは全国大会だぞ!!!県予選の1回戦並みの点差じゃねーか??!」


「相手は山形県史上最強のチームだぞ!!!?こんな事ってあるのかよ??!」


「あぁ、奇襲のフルコート・プレスに南大塚は全く対応出来ていない!!!」


「そして、流川だ!!!1クォーターだけで20点!!!?」


「あいつ、80点取る気かよwww??!」


「さっきのフレッドにも森重にもインパクトは負けてねーぞ!!!」


「超高校級プレイヤー!!!!」


「天才・流川!!!!」


「キャプテン・流川!!!」


「大エース・流川!!!!!」





流川への歓声に桜木、ギリギリ堪える「グギギギギ、、、グソゥ、、、」






しかし第2クォーター、湘北はその流川と須形を一時ベンチに下げる





桜木「けっ、ザマーミロ、ルカワ、、体力ねーからな、ヤツは、ひっひっ、、よし、観客どもめ!!!ここから真のエース・桜木様が目にもの見せてやるわ!!!?」



流川「ちぃ………」(ずっと出れるっちゅーに)


※830話と繰り返しになるが、(流川は、1年時の海南戦で倒れて以来、体力面での強化も既になされている)





しかし流川はチームメイト全員に讃えられている


「ナイス・流川!!!!」


「流川さん!!!!」


「キャプテン!!!!」


「一生ついていきます!!!!」


「♥️♥️」





桜木「ちぃ!!!あれぐらい俺だって………」(見てろよ、ルカワ)



「あーー!!晴子さん???!!まさか???!!」慌てふためき涙目








両選手がコートに着く(南大塚は交代無し)


PG/桑田
SG/野茂
SF/天崎
PF/桜木
C/荒石



観客「"その"流川を温存………」


「誰で攻めるんだ湘北は………??!」


「一体どんなバスケを………??!」





桜木、気合いを入れる「見てろよ、見てろよ!!!」







「ピッ!!!!!」


注目の第2クォーターが始まる


南大塚ボールでハーフコートからスローイン



湘北は、ハーフコート時のディフェンスで、それぞれのマークマンにつく



南大塚、ベンチと応援席は安堵の表情

「あのスゴいディフェンスがないターンは、何かホッとするよな………」ふぅー


「流石に点差もあるし、もうしてこないよ、あれは………」


「あぁ、流川もいねーし、相手は戦力ダウンだ、、、」


「よーし、今のうちに追いつくぞ!!!」


「南大塚の反撃開始だ!!!」


「南高(なんこう)魂見せろーーー!!!!」






キャプテン・佐藤(確かにさっきは、いきなりのフルコートプレスに完全にヤられた、、、だが、必ずここから立て直してやるよ!!!自分たちのバスケをやって、徐々に点差を詰めるんだ…………よしっ、得意のハーフコートバスケで勝負だ!!!?湘北!!!)




バッ!!!!!




ローポスト、エースの伊藤にボールが渡る




背後には



「天才!!!!!」



桜木!!!!!!!





この日初の伊藤vs桜木の1on1


おぉぉーーー!!!

「山形最強のセンター・伊藤vs桜木!!!!!」


「山形県じゃインサイドで敵無しだったみたいだぜ、伊藤は!!?」


「1・2回戦も得点を量産!!!」


「大学界も注目のセンター!!!」


樋口などの時同様、大学関係者が目を光らす





「よしっ!!伊藤!!!桜木を倒せ!!!!」







伊藤(くらえ、桜木!!!!!)


ドッ!!!!!!!


伊藤、フロントターンからのゴール下アタック











だが!!!!!!!








桜木「ふんがーーーーーー!!!!!!!」





バシィィィィィ!!!!!!!!





ブロック炸裂!!!!!!!!!!




佐藤・伊藤「なっ??!!!」




(何て高さだ!!!!?)驚愕




弾かれたボールを



「ふんっ!!!!!!」


桜木、もう一度跳び奪取!!!!



伊藤(そんな??!!!)



(こいつ動きが速すぎる!!!!?)







桜木、直ぐ様、ドリブル開始!!!!!


ダダダダダダ


「おらっ!!!!行くぞ!!!!!オメーら!!!!!」



ダムッ!!!ダムッ!!!!!




中継に野茂、桑田の姿が見える



彼らは「へいっ!!」「パスッ!!」とボールを要求!!!




ディフェンスがパスを警戒








だが桜木、これに首を横に振りドリブルを続ける






ダムッ!!!ダムッ!!!!!



そのやりとりに釣られたのもあり



「えっ?」




「えっ??!」







自然と






桜木の""花道""が出来る











そして桜木、舞う








ディフェンス二人が追い付くが!!!!!?











散る!!!!!!!!!!!





「うわぁ!!!!!!!」







ドガァァァァァァーーーー!!!!!!!!!!





二人を吹き飛ばし、桜木のワンハンド・ダンクが豪快に決まる!!!!!!!!







審判の笛「ピィィィィィーーーーー!!!!!」







「ディフェンス!!!!!」







「バスケットカウント・ワンスロー!!!!!!」







会場、再び大・大・大爆発!!!!!!!!!



うねりを打つ!!!!!



どわぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!!!



「第2クォーター初得点は桜木だぁぁぁぁぁ!!!!!!」



「流川の次は桜木が魅せたぁぁぁぁ!!!!!!!!」



「伊藤をブロックの後、ダンクでバスケットカウント・ワンスロー!!!!!」



「※コースト・トゥ・コーストやりやがったんだーーー!!!??」



「端から端まで??!ホントだ!!!!コースト・トゥ・コーストだぁぁぁ!!!!」※そのままです(笑)




湘 北35
南大塚 6



桜木、咆哮!!!!!!!


「ウォォォォォーーーー!!!!天才!!!!!」



桜木軍団、湘北ベンチ、応援席


「うぉぉぉぉぉ!!!!!ホントに天才だぁぁぁぁぁ!!!!!」

否定無し・同調!!!!!!


桜木「やはり??!」かなりニヤける



そして晴子も、このプレイで目がハート状態から解放されて「スゴいスゴいスゴいスゴい!!!桜木くん!!!スゴすぎるわーーーーー!!!」





桜木、満開!!!!!!!!!!


「晴子さん♥️」ほんわー











流川「ふんっ、あれぐらい…………」





安西がその様子を見て微笑む











流川の次は、桜木の華やかなプレイにより、会場全体が酔いしれ春うらら








記者席もまたもや唖然



弥生「す、スゴい………」


彦一は大興奮で「桜木さん、あんたっちゅー人は、あんたっちゅー人は、何でこんなに人の心を惹き付けるんや」涙を流している


中村「何て華のあるプレイをするんだ彼は………」


町田「それに伊藤は全国でも有数のセンターだぜ………それを軽々ブロック??!一体どうなってんだ全く??!」





弥生「まさか………今の桜木君はその全国(有数)レベルをも寄せ付けないと言うの??!」



彦一「流川君とともに今の桜木さんは、それよりもワンランク上のステージにおるんや…………」








山王・河田も「桜木君………また上手くなってる………」



堂本もじっくりとプレイを分析、だが汗をかく「桜木………」







そして名朋・森重は、顎に手を当て(ふーん)



豊田(へっヒロシ、珍しく起きてるじゃねぇか)





カマラや清田も驚きを隠せない












『ここから真のエース・桜木様が目にもの見せてやるわ!!!?』



つい先程、流川への嫉妬など邪で軽い気持ちが原因で発したと思われる自身の""開花(爆発)宣言""だったが、今の桜木はそれを即実現出来るほどの圧倒的なプレイヤーになりつつあった………



いや、流川への嫉妬(=ライバル心)は、常に彼の原動力であったか







ザシュッ!!!!!



桜木、ボーナススローもきっちり決める!!!!



「ハッハッハッ、どうだーー見たか、ルカワ!!!!!」



流川「フンッ」



湘 北36
南大塚 6



「ボーナススローも決めた!!!」


「いいぞ!!!桜木!!!」


「あっぱれ、桜木!!!」







「さっ、南大塚、一本返そう!!!」






だが、、、




バッ!!!!!!!!!






「えっ???!」











「フルコート・プレス!!!!!!!」



「変わらない???!!」



「マジ??!」



ワァァァァーーーー!!!!!


観衆どよめき









そんな中彼らは



安西、流川、桜木「始めから終わりまで走るって言(いましたよね)っただろが!!!!?」






桜木のビッグプレイで始まった第2クォーター


湘北、手を緩めない!!!!!



続く