2018年10月09日

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(893話)

『ニシエヒガシエ』





インターハイ神奈川県予選が終わって一週間、引退した彦一がいる場所は!!!!!?












和歌山!!!!!!!







故郷の大阪を拠点に関西地区をぐるりと一周り、各府県の予選を観戦に訪れ、最後に大阪市から電車で約1時間の和歌山市へ





隣には、


彦一「うっとうしいのーー、何でお前ついてくんねん?!!」









「テルオ!!!!!!!」




そう、彦一と腐れ縁とも言えよう豊玉高校の大川輝男である



輝男「まぁええがな彦一!!?我が最強・豊玉もどこと戦うかわからへんからな、他府県の試合も要チェックしときたいんやーーー」



彦一「ああ?このーーー!!!今、""要チェック""言いよったのーーーー!??」(怒)



輝男「うるさいのー、別にそれぐらいかめへんがな!!!」



しょーもない喧嘩はさておき









彦一は、まず地元大阪の決勝リーグ最終戦を観戦した



輝男のいる豊玉高校と新勢力の守口工業の対戦だ


彦一「さすが激戦区大阪や、常に7、8校は全国レベルにあるわ、、、そして遂にあの大栄学園が全国を逃してしもた」


結果は


豊玉が接戦をモノに優勝を果たした


輝男「なははは、この大川輝男様のおかげや!!!」


彦一「くそぅ、ただのベンチウォーマーのくせに?!!」※実際の輝男の実力はシックスマンぐらいの役割にある


激戦区・大阪の代表はこの対戦の2校がそのままインターハイ出場となっている









そしてここからは輝男も帯同、彼らが向かった先は古都京都



『おいでやす京都』



彦一「はぁ、外人はん多過ぎやわ~」


輝男「彦一、舞妓さんやで、綺麗やのぉ~」





さてここ京都の決勝は、全国優勝の経験もある超名門の洛安と、






彦一「こちらのチームも面白いで!!!」



『東村高校』



年々その洛安に迫る勢いで力をつけ、今年はこの決勝で、一点差まで詰め寄るゲームを繰り広げた



彦一「大阪も京都も、伝統ある強豪校に対し他チームが台頭してきている勢力図が、どことなく最近の神奈川に似とるわ」


京都も上記2校が全国進出を決めた









続いて、彦一with輝男が向かったのは兵庫



輝男「何かオシャレな街やのーーー」


彦一「港町やさかいの、何か横浜に似とるわ、あっ南京町!!!」





そしてこちらは、


ザシュ、ザシュ!!!



北野坂の勢いが止まらない


昨年度より全国でも注目されるようになったエースセンター・樋口が兵庫のインサイドをドミネイト!!!


樋口「ふぅ、、、」(桜木!!待ってろよ!!また全国の舞台で勝負だ!!!)




更には、彦一「何やーーーーーあの速さは!!!??」


樋口の新しいパートナーとなったのが1年の相葉潤という選手


身長165cmという極めて小さい選手だが、圧倒的なスピードとクイックネス、全身バネのような身体で得点を量産!!!


大会新人王にも輝いている




彦一「樋口君と相葉君、、、北野坂はインターハイでもきっとええとこまで行くはずや!!!?」












そして、現在和歌山、、、



彦一「ひょえー、他に比べたら人少ないのーーーー!!!!」泣



輝男「おい彦一、この体育館、くじらの形しよるやんけー?!!」



彦一「おおーー、ホンマや、結構デカイのーーー!!!」



だが、通りすがりのおっちゃん「兄ちゃんら、今日バスケそっちちゃうで!!?」



彦一たち、思いっきり会場を間違う(そのくじらを象った体育館ではなく、駅を挟んで逆方向に1キロぐらいの場所が本日の会場だった)



彦一と輝男は慌てて走り出し




彦一・輝男「ハアハアハアハア」


その会場に到着



ワァァァァァァーーーー



歓声があがっている



彦一「おおぉぉ、かなり盛り上がっとるで、これは要チェックや!!!!!」


会場内


和歌山の決勝は、松下橋本vs雑賀工業


彦一「ここ最近の和歌山は私立の松下橋本が一強、そして残りの公立高校が打倒・マツハシを掲げてる図式やな!!!で、数年に一回どっかがマツハシを倒すんや!!!!!」※松下橋本の略





そして、その""数年に一回""が起こる年となった!!!!!



雑賀工業が優勝!!!!!!!


ワァァァァァァーーーー


輝男「おっ?雑賀が行きよったか!!!?」(隣県なので何度か練習試合経験あり)




その瞬間


ドカドカドカドカドカドカドカドカ


彦一「何や何や??!!!」



何と、嬉しさのあまり下級生や応援団(ガラの悪い)が、応援席から次々と飛び降りる!!!!!


「ひゃっほーい!!!!」


狂喜乱舞を繰り返す!!!!


彦一「危ないーーーー!!!三メートル以上はあるのにーーーーここは道頓堀ちゃうでーーーー!!!!」(まぁ嬉しさはわかるけど)





彦一「にしても、どんなスポーツでも公立が私立を倒すと美談になりやすいわ、これも湘北と今の神奈川に言えたことかもしれん」


和歌山は、この雑賀工業が全国への切符を手に入れた



彦一「さぁ、資料も集まった事やし、和歌山ラーメンでも食べて帰るか?!!」



輝男「おう!!!!!」



ズルズルズルズル



彦一(テルオ、インターハイ頑張れよ)







そして週間バスケットボール社内では、彦一の姉・弥生が仕事に追われている



「要チェックや!!!」


「要チェックやわ!!!!!」




弥生「順番に!!!!速く!!!」



中村「ふぁい!!!!!」必死


各地方予選の結果が上がってき、弥生や中村、町田が入稿に向け大忙し!!!





弥生は、自ら取材した強豪校の結果を改めて分析している

パラパラパラ




愛知県予選決勝ーーーー


名朋工業vs愛和学院




名朋は森重寛を多くの時間、温存する余裕


それでも決勝・愛和学院を相手に120対62とほぼダブルスコアで撃破する



伊達健、伊達翔、そして河村(199cm/3年)、大村(192cm/3年)とスタメンのビッグマンが奮起し、どこからでも点が取れるチームに


弥生「タレント、サイズ、バランス、経験などを見ても名朋史上でも最強のチームね、まさに名朋王朝時代!!!!!冬に続きインターハイも優勝候補の筆頭格!!!!」


中村「王者・名朋、死角は無しか…………」






続いて秋田県予選決勝ーーーー

『ビーーーーー、試合終了』


山王工業161
昭和農業 27



弥生「・・・・」



中村「・・・・」



樽瀬が50得点16アシスト
若月が18リバウンド
菊地が9本のスリーポイント
畑山も3本のスリーポイント10アシスト
河田も25得点10ブロック



弥生「秋田県で山王が敗れる時代なんて来るのかしら…………」



中村「全く想像出来ません…………」





弥生「い、いずれにせよ、山王も、名朋に冬の雪辱を果たすため、原点に戻って一から鍛え直しているみたいよ」








そして、表紙が出来てき


見出しは


『インターハイ出場校出揃う!!!~Who stops the Monster?~』


弥生「フフッ、まあまあね…………」



中村「誰がその""怪物""を止めるのか???ですね」



怪物ーーーー



それは勿論、昨年の冬の王者・名朋工業の絶対的なエース・森重の事だった



全国の強豪たちが打倒・名朋、打倒・森重を誓う






写真も



森重を中心に、全国の有力選手が並ぶ形の構図で出来上がる



2番目の大きさで山王からは樽瀬が



その次に湘北から流川と桜木が



カマラや樋口、笹岡(宮城)、常誠(静岡)メンバーの姿もある







発売日


湘北高校・バスケットボールでは




鬼の形相で



「許さーーーーーん!!!(写真が)小さ過ぎる!!!打倒・メイホー!!!!!打倒・デカ坊主!!!!!」



流川は(日本一!!!!!)




インターハイまで1ヶ月、男たちの戦いは既に始まっている



続く