2018年07月06日
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(877話)
『海南の逆襲~スモール・ラインナップ~』
記者・中村「スモール・ラインナップ???」
弥生「そうよ、、、敢えて小さいメンバーで挑む作戦よ」(まぁ海南の場合はガード陣も180cm以上あるからそこまでとは言わないけど)
記者・中村「敢えて??僕がこの2年間バスケを見てきて、一つだけ言える事があります!!それはバスケは絶対的に高さ有利のスポーツ………」
弥生「ところが…………現代バスケでは高さがあるだけじゃもう意味をなさないの………それより小さいチームでも全員が外を打てたり走れたり機動力を活かしたバスケのほうが優遇されているのよ」
「NBAでもここ数年スモール・ラインナップで優勝しているチームが多い」
彦一「無論この作戦は、ストレッチ・フォーの一ノ瀬君がいるから成立しよる………」
弥生「スモール・ラインナップでの※ファイブアウト、全員が外に出ていたわ!!?」※5人全員がアウトサイドプレイヤーとして攻めるセットオフェンス、またはその概念
記者・中村「なるほど、、、け、けど、ディフェンスはどうするんですか???里崎君の高さがなければ明らかに不利なんじゃ??」
弥生・中村、戦局を見守る
しかし湘北、攻めあぐねる
弥生、確信「その懸念は既に先程から流川君へのボックスワンで解消されている………」
インサイドの桜木に渡るが、海南囲む!!!!!
流川には依然、安倍の厳しいディフェンスでほとんどボールが渡らない!!!!!
桜木・流川「ちぃ!!!!!」
弥生「今は流川君につきっきりだけど、中外守れる安倍君のディフェンスも魅力的だわ、このスモールラインナップのディフェンスでも重宝されているわ」
記者・中村「なるほど………オフェンスでは一ノ瀬君、ディフェンスでは安倍君と、ポリバレントな選手がいるから、この作戦が成り立つんですね?!!」
弥生「フフ、そういう事ね、要チェックやわ」
そして天崎がスリーポイントを放つが
ガコンッ!!!
「流れじゃない!!!」
「天崎の爆発も一旦落ち着いた?!!」
「それに、、、」
「天崎はピュアシューターではない」
天崎「くそっ!!!」
清田がリバウンド!!!
そのままドリブルでカウンターを開始する
海南、宮益がその流れからスリーポイント!!!
Splash!!!
海南、嶋・宮益の連続スリーが決まる!!!
海南ベンチは大騒ぎ!!!
「イエース、イエース、イエスイエスイエスイエス!!!!」
弥生「こちらはピュアシューターが二人、一ノ瀬君も含め全員に外がある」
湘北19
海南26
湘北、攻め手が皆無
荒石から桜木へはパスミス
荒石・桜木「あっ??!」
湘北ベンチ「あぁぁ、今度はうちがチグハグだーー」
そのボールを清田が確保
速攻は清田~嶋~安倍へと繋がり、安倍がレイアップを沈める
ザシュ
湘北19
海南28
「おおー、海南が見る見る内に点差を広げていく!!!」
「スモールラインナップで機動力がアップしているんだ!!!」
「スゲー!!!あの走れる湘北相手に!!!」
湘北の攻撃
キュッ、キュッ
相変わらず流川にはフェイスガード
安倍を振りほどけない
流川「ちぃ!!!」
安倍、ニヤリッ
荒石「ダメだ、安倍がノってきてやがる、、、ヤツも自らディフェンスのリズムを作れる選手なのか?!!」
桜木(キツネが捕まっている、俺様が決めないと)
気負いする
『ピィィィーーーー、3秒オーバータイム!!!』
桜木、ローポスト付近で3秒止まってしまった
湘北、落胆「ああぁぁーーーーーー」
桜木、ハアハア「し、しまった…………初歩のミスを…………」
流川、ハアハア(違う、あのどあほうがミスったのは俺のせいだ………)
「湘北またターンオーバーだ!!!」
「めちゃくちゃ苦しんでいるぞ」
弥生「この大会を通じてわかったのは、湘北はゾーンディフェンス(ボックスワンも含む)で守られると力が発揮されにくいという事ね………彼らの今後の課題かも知れないわ」
海南、再度ファイブアウト・モーションから宮益~一ノ瀬~嶋と素早く繋ぎ、嶋、スリーポイント
Splash!!!
湘北19
海南31
ワァァァァァーーーー
「また嶋だーーー!!!!」
「海南がスリーポイント攻勢で湘北を大きく突き放してる」
「湘北、第2クォーター、まだ得点無し!!!」
『ピピーーーー、チャージド・タイムアウト・赤(湘北)』
「あぁぁ、やぱ湘北たまらずタイムアウト!!!」
「一気に12点差開いたぞ!!!」
湘北メンバー、ハアハア「強え、、、」
第2クォーター、3分経過、湘北ピンチ!!!
続く
記者・中村「スモール・ラインナップ???」
弥生「そうよ、、、敢えて小さいメンバーで挑む作戦よ」(まぁ海南の場合はガード陣も180cm以上あるからそこまでとは言わないけど)
記者・中村「敢えて??僕がこの2年間バスケを見てきて、一つだけ言える事があります!!それはバスケは絶対的に高さ有利のスポーツ………」
弥生「ところが…………現代バスケでは高さがあるだけじゃもう意味をなさないの………それより小さいチームでも全員が外を打てたり走れたり機動力を活かしたバスケのほうが優遇されているのよ」
「NBAでもここ数年スモール・ラインナップで優勝しているチームが多い」
彦一「無論この作戦は、ストレッチ・フォーの一ノ瀬君がいるから成立しよる………」
弥生「スモール・ラインナップでの※ファイブアウト、全員が外に出ていたわ!!?」※5人全員がアウトサイドプレイヤーとして攻めるセットオフェンス、またはその概念
記者・中村「なるほど、、、け、けど、ディフェンスはどうするんですか???里崎君の高さがなければ明らかに不利なんじゃ??」
弥生・中村、戦局を見守る
しかし湘北、攻めあぐねる
弥生、確信「その懸念は既に先程から流川君へのボックスワンで解消されている………」
インサイドの桜木に渡るが、海南囲む!!!!!
流川には依然、安倍の厳しいディフェンスでほとんどボールが渡らない!!!!!
桜木・流川「ちぃ!!!!!」
弥生「今は流川君につきっきりだけど、中外守れる安倍君のディフェンスも魅力的だわ、このスモールラインナップのディフェンスでも重宝されているわ」
記者・中村「なるほど………オフェンスでは一ノ瀬君、ディフェンスでは安倍君と、ポリバレントな選手がいるから、この作戦が成り立つんですね?!!」
弥生「フフ、そういう事ね、要チェックやわ」
そして天崎がスリーポイントを放つが
ガコンッ!!!
「流れじゃない!!!」
「天崎の爆発も一旦落ち着いた?!!」
「それに、、、」
「天崎はピュアシューターではない」
天崎「くそっ!!!」
清田がリバウンド!!!
そのままドリブルでカウンターを開始する
海南、宮益がその流れからスリーポイント!!!
Splash!!!
海南、嶋・宮益の連続スリーが決まる!!!
海南ベンチは大騒ぎ!!!
「イエース、イエース、イエスイエスイエスイエス!!!!」
弥生「こちらはピュアシューターが二人、一ノ瀬君も含め全員に外がある」
湘北19
海南26
湘北、攻め手が皆無
荒石から桜木へはパスミス
荒石・桜木「あっ??!」
湘北ベンチ「あぁぁ、今度はうちがチグハグだーー」
そのボールを清田が確保
速攻は清田~嶋~安倍へと繋がり、安倍がレイアップを沈める
ザシュ
湘北19
海南28
「おおー、海南が見る見る内に点差を広げていく!!!」
「スモールラインナップで機動力がアップしているんだ!!!」
「スゲー!!!あの走れる湘北相手に!!!」
湘北の攻撃
キュッ、キュッ
相変わらず流川にはフェイスガード
安倍を振りほどけない
流川「ちぃ!!!」
安倍、ニヤリッ
荒石「ダメだ、安倍がノってきてやがる、、、ヤツも自らディフェンスのリズムを作れる選手なのか?!!」
桜木(キツネが捕まっている、俺様が決めないと)
気負いする
『ピィィィーーーー、3秒オーバータイム!!!』
桜木、ローポスト付近で3秒止まってしまった
湘北、落胆「ああぁぁーーーーーー」
桜木、ハアハア「し、しまった…………初歩のミスを…………」
流川、ハアハア(違う、あのどあほうがミスったのは俺のせいだ………)
「湘北またターンオーバーだ!!!」
「めちゃくちゃ苦しんでいるぞ」
弥生「この大会を通じてわかったのは、湘北はゾーンディフェンス(ボックスワンも含む)で守られると力が発揮されにくいという事ね………彼らの今後の課題かも知れないわ」
海南、再度ファイブアウト・モーションから宮益~一ノ瀬~嶋と素早く繋ぎ、嶋、スリーポイント
Splash!!!
湘北19
海南31
ワァァァァァーーーー
「また嶋だーーー!!!!」
「海南がスリーポイント攻勢で湘北を大きく突き放してる」
「湘北、第2クォーター、まだ得点無し!!!」
『ピピーーーー、チャージド・タイムアウト・赤(湘北)』
「あぁぁ、やぱ湘北たまらずタイムアウト!!!」
「一気に12点差開いたぞ!!!」
湘北メンバー、ハアハア「強え、、、」
第2クォーター、3分経過、湘北ピンチ!!!
続く
2018年07月06日
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(876話)
『海南の逆襲・スタート』
湘北19
海南18
「荒石のディフェンスがスゲー!!!」
「湘北再逆転!!!」
観客はざわついている
清田、一つ息をつき「なるほどな…………相変わらずホネのある5人だぜ…………」
悔しがる一ノ瀬「くそっ荒石のやつ、調子にのりやがって、、、キャプテン、次は決めます!!」
清田「あぁ、わかってる、但し湘北には一筋縄ではいかねーぞ、俺が仕掛けて全体に捌く、お前はここぞの場面でまた点を取ってくれ」
一ノ瀬、コクリッ「わかりました」
湘北はマンツーマンを続ける
荒石は勢いにのる「#6番オッケー!!!」(リズム!!ディフェンスのリズム!!!)
キュッ、キュッキュッ
ステップが冴える
一ノ瀬がスリーポイント付近に出るも今度は近すぎず遠すぎず絶妙な位置取りできっちり守る
一ノ瀬「ちぃ」(今度はセオリーかよ?!!)
清田がちょっと苛立ちぎみに(回せ回せ)とジャスチャーを送る
そして清田にボールが戻ってきた瞬間、素早いドライブで須形を抜こうとする
が
グッ
須形がコースに入り止める
清田(こいつ!!!?)
陵南・宮野「おおおぉーーー止めた」感心する
湘北ベンチ「よぉぉぉし、須形!!!清田にヤられるなーーー」
須形(今の流れだとアンタだ)
弥生「清田君、、海南一の得点源である一ノ瀬君が抑えられているので、自ら切り込もうとしたが!!?さすがに、今回は須形君に読まれてしまったようね??!」
記者・中村「荒石君のおかげで湘北全体に"ディフェンスのいいリズム"が生まれた?!!」
ショットクロック5秒
清田は何とか里崎にボールを渡し、シュートを催促「すまねぇ、シュート頼む!!!!」
里崎、桜木に守られながら苦し紛れのタフショット
桜木「ふんっ!!!」
里崎「くっ」
観客「それはダメだ!!!」
弥生・中村、会場が声を揃え「やはり湘北ペース!!!?」
案の定、ガコンッ!!!!
里崎のシュートが落ちる
里崎「くそっ」
弥生・中村、会場「完全にーーーーーーーー!!!!?」(湘北ペース!!!?)
ところが
ガコォォォォォォオ!!!!!!!!!!
「いぃぃぃぃぃーーーーーー!!??」
リングに
ぶら下がる
清田
桜木「猿!!!???」
会場、爆発!!!!!!
「ウワァァァァァァ、何だそりゃーーーー!!!???」
「清田のリバウンドダンク炸裂!!!!!!」
「超ビッグプレー!!!!」
「あいつ!!!180cmそこそこだろ?!どんだけ跳ぶんだよーーーー」
「バカ、あれが"海南の"清田なんだよ!!?」
「早くも本日ダンク二本目だ!!!!」
桜木は里崎のシュートのチェックに、、荒石は一ノ瀬のディフェンスで外に、、流川には安倍がスクリーンアウトを制す
出来たインサイドのスペース
その隙間に清田は、里崎にパスした直後、一気に走りそして飛び込んでいた
弥生「確かにああいう場合、外のプレイヤーのほうが飛び込んだ勢いでリバウンドを取れるケースもあるけど…………」
記者・中村「ダンクまでって、、、圧巻だ、、、」
弥生・彦一「アンビリーバブル…………」
海南メンバーは大喜びで
「清田さん!!!!」
「清田ーーーー!!!!」
「キャプテン!!!!」
しかし当の清田、着地後また息を一つ、ふぅーーー
そして告げる「危ねぇ、、、ギリギリだった、俺も含め攻撃がチグハグだったぞ、お前ら!!相手は湘北だ、絶対に気持ちで負けるなよ!!!!」
海南メンバー
里崎・安倍「おう!!!!」(何て頼りになるやつだ)
一ノ瀬・嶋「はい!!」「キャプテン!!!!」
弥生「スゴい、、、あのビッグプレーにも浮かれる事なくチームを引き締めている………」
記者・中村「荒石君のスーパーディフェンスによる湘北ペースを断ち切った」
弥生「海南のキャプテンにしてポイントガード、何て素晴らしい選手に成長したの」
記者・中村「あんなの高校生のレベルじゃないっすよ汗、清田君もやっぱりスゴい逸材だ?!」
湘北は悔しそう
荒石「くそっ、せっかく抑えていたのによ」
須形(いや、また僕のミスだ、、、1つ抑えた後、清田さんを見失った)
天崎「チェッ、俺だって、あれぐらい、、、」
桜木「グギギギギ、野猿のヤローーー!!!」
流川「・・・・」
海南、再再逆転
湘北19
海南20
清田のおかげで、海南メンバーも落ち着きを取り戻し、湘北へ流れかけたペースをフラットにさせる
そして、『ビィィィーーーーー、第1クォーター終了!!』
弥生「オフェンス・ディフェンスとメリハリがあってこれまたいい試合だわ」
記者・中村「本当に神奈川の頂上決戦にふさわしい展開ですね…………」
弥生「第1クォーターはほぼ互角、さて、お互い相手を突き放す策はあるかしら??おや…………?」
弥生、気づく
弥生「出てきたわね、宮益・弟…………」
彦一、「おーー、要チェックや」カチカチカチカチ
そう、海南のシックスマン、宮益正範!!!
かつて素人時代の桜木を苦しめた"あの宮益"の実の弟
兄同様、線はかなり細いが身長は当時の兄より20cm以上高い
桜木、悪寒「出てきやがった汗、宇宙人2号、、、」
そして交代は何と!!!
里崎!!!!!
「これは?!!!」
湘北にとって
「ややこしい…………???」
桑田「ん?センターの里崎と交代???」
石井「宮益は何番に入るんだ??!」
佐々岡「桜木につくのか??いや、こちらもマークマンを早く決めないと」
それに
晴子、不安げに「桜木君にとって苦手意識とかトラウマとかないのかしら…………???」
桑田「いや、流石に今の桜木にはそんなものはないはずだよ!?」
桜木、流石に!!!!!
あった「あの宇宙人は嫌だ………」晴子図星!!!
桑田「????」
桑田「そ、それよりある程度桜木とやれてた、いや寧ろ相手では唯一桜木とパワーでやりあえる里崎を下げてシューターを投入って海南にとって逆にリスキーじゃないのか?」
石井「いやそれに、一ノ瀬のマークはどうする?せっかく当たってたのに、、、引き続き荒石か?ずらして桜木か??」
佐々岡「海南はどういう作戦なんだ?くそっ、この交代だけで頭が混乱しそうだ」
コートメンバーも戸惑っている
(どうする?とりあえず●●をお前がマークだ)
(あの宇宙人は??)
(ゾーンにするか??)
安西、海南ベンチに目を向ける(知将・高頭君………仕掛けてきましたね、しかも一つの交代だけでこちら側をこうも混乱させるとは………)
高頭は扇子を扇いでいる、パタパタパタパタ
安西、選手に声を掛ける「落ち着いて………流川君、マークマンを確認して下さい…………」
流川が頷き指示
湘北ディフェンスのマッチアップは
清田(182cm)×須形(180cm)
嶋(183cm)×天崎(180cm)
宮益(184cm)×流川(192cm)
安倍(190cm)×桜木(194cm)
一ノ瀬(194cm)×荒石(193cm)
桑田「よしよし、何とか変な組み合わせにはなってないな、とりあえずこれで様子を見れる」
石井「荒石もそのままだし」
佐々岡「嶋と宮益のツインシューターにも気をつけろーー?」
だが、、、
高頭「ツインだと??」
高頭、不敵な笑み「甘い…………」
そう、海南ボールで第2クォーター開始の笛が告げられた瞬間
バッ!!!!!
海南メンバーは目まぐるしく動く、そして、、、
「カーテン!!!??」
その他にも巧みにスクリーンと複雑なカットが駆使され
同時に清田がドライブイン!!!
須形、ついていく!!!
が、
一ノ瀬、外!!!
嶋、外!!!
安倍、外!!!
そして宮益、外!!!
湘北メンバー「えっ????」
清田はその瞬間インサイドアウトのパス!!!!
渡った先は
完全フリーになった、、、神の後継者「嶋ーーーーー!!!!」
天崎、叫ぶ「あぁぁぁーーーーーーー!!!?」(こいつ、また!!?フリーになるの上手すぎかよ)
海南応援団は「イエーーーーーーース!!!!」両手で三本指を立て、スリーポイント成功のジェスチャー
スッ
それは
まるで
絹の糸の様に
繊細にリングを潜る
晴子、ゾクゥ
時が止まったかの後、
爆発、ワァァァァァーーーー
「嶋のスリーポイント!!!」
「海南のセットがスゲーーーー!!!」
「湘北は、後手後手だった」
「そして最終全員スリーポイントラインに立っていた」
弥生「こ、これは、、、」
「近年流行りの、、、」
彦一「スモールラインナップや…………!!?」
第2クォーター、海南の先取点で幕を開ける
湘北19
海南23
続く
湘北19
海南18
「荒石のディフェンスがスゲー!!!」
「湘北再逆転!!!」
観客はざわついている
清田、一つ息をつき「なるほどな…………相変わらずホネのある5人だぜ…………」
悔しがる一ノ瀬「くそっ荒石のやつ、調子にのりやがって、、、キャプテン、次は決めます!!」
清田「あぁ、わかってる、但し湘北には一筋縄ではいかねーぞ、俺が仕掛けて全体に捌く、お前はここぞの場面でまた点を取ってくれ」
一ノ瀬、コクリッ「わかりました」
湘北はマンツーマンを続ける
荒石は勢いにのる「#6番オッケー!!!」(リズム!!ディフェンスのリズム!!!)
キュッ、キュッキュッ
ステップが冴える
一ノ瀬がスリーポイント付近に出るも今度は近すぎず遠すぎず絶妙な位置取りできっちり守る
一ノ瀬「ちぃ」(今度はセオリーかよ?!!)
清田がちょっと苛立ちぎみに(回せ回せ)とジャスチャーを送る
そして清田にボールが戻ってきた瞬間、素早いドライブで須形を抜こうとする
が
グッ
須形がコースに入り止める
清田(こいつ!!!?)
陵南・宮野「おおおぉーーー止めた」感心する
湘北ベンチ「よぉぉぉし、須形!!!清田にヤられるなーーー」
須形(今の流れだとアンタだ)
弥生「清田君、、海南一の得点源である一ノ瀬君が抑えられているので、自ら切り込もうとしたが!!?さすがに、今回は須形君に読まれてしまったようね??!」
記者・中村「荒石君のおかげで湘北全体に"ディフェンスのいいリズム"が生まれた?!!」
ショットクロック5秒
清田は何とか里崎にボールを渡し、シュートを催促「すまねぇ、シュート頼む!!!!」
里崎、桜木に守られながら苦し紛れのタフショット
桜木「ふんっ!!!」
里崎「くっ」
観客「それはダメだ!!!」
弥生・中村、会場が声を揃え「やはり湘北ペース!!!?」
案の定、ガコンッ!!!!
里崎のシュートが落ちる
里崎「くそっ」
弥生・中村、会場「完全にーーーーーーーー!!!!?」(湘北ペース!!!?)
ところが
ガコォォォォォォオ!!!!!!!!!!
「いぃぃぃぃぃーーーーーー!!??」
リングに
ぶら下がる
清田
桜木「猿!!!???」
会場、爆発!!!!!!
「ウワァァァァァァ、何だそりゃーーーー!!!???」
「清田のリバウンドダンク炸裂!!!!!!」
「超ビッグプレー!!!!」
「あいつ!!!180cmそこそこだろ?!どんだけ跳ぶんだよーーーー」
「バカ、あれが"海南の"清田なんだよ!!?」
「早くも本日ダンク二本目だ!!!!」
桜木は里崎のシュートのチェックに、、荒石は一ノ瀬のディフェンスで外に、、流川には安倍がスクリーンアウトを制す
出来たインサイドのスペース
その隙間に清田は、里崎にパスした直後、一気に走りそして飛び込んでいた
弥生「確かにああいう場合、外のプレイヤーのほうが飛び込んだ勢いでリバウンドを取れるケースもあるけど…………」
記者・中村「ダンクまでって、、、圧巻だ、、、」
弥生・彦一「アンビリーバブル…………」
海南メンバーは大喜びで
「清田さん!!!!」
「清田ーーーー!!!!」
「キャプテン!!!!」
しかし当の清田、着地後また息を一つ、ふぅーーー
そして告げる「危ねぇ、、、ギリギリだった、俺も含め攻撃がチグハグだったぞ、お前ら!!相手は湘北だ、絶対に気持ちで負けるなよ!!!!」
海南メンバー
里崎・安倍「おう!!!!」(何て頼りになるやつだ)
一ノ瀬・嶋「はい!!」「キャプテン!!!!」
弥生「スゴい、、、あのビッグプレーにも浮かれる事なくチームを引き締めている………」
記者・中村「荒石君のスーパーディフェンスによる湘北ペースを断ち切った」
弥生「海南のキャプテンにしてポイントガード、何て素晴らしい選手に成長したの」
記者・中村「あんなの高校生のレベルじゃないっすよ汗、清田君もやっぱりスゴい逸材だ?!」
湘北は悔しそう
荒石「くそっ、せっかく抑えていたのによ」
須形(いや、また僕のミスだ、、、1つ抑えた後、清田さんを見失った)
天崎「チェッ、俺だって、あれぐらい、、、」
桜木「グギギギギ、野猿のヤローーー!!!」
流川「・・・・」
海南、再再逆転
湘北19
海南20
清田のおかげで、海南メンバーも落ち着きを取り戻し、湘北へ流れかけたペースをフラットにさせる
そして、『ビィィィーーーーー、第1クォーター終了!!』
弥生「オフェンス・ディフェンスとメリハリがあってこれまたいい試合だわ」
記者・中村「本当に神奈川の頂上決戦にふさわしい展開ですね…………」
弥生「第1クォーターはほぼ互角、さて、お互い相手を突き放す策はあるかしら??おや…………?」
弥生、気づく
弥生「出てきたわね、宮益・弟…………」
彦一、「おーー、要チェックや」カチカチカチカチ
そう、海南のシックスマン、宮益正範!!!
かつて素人時代の桜木を苦しめた"あの宮益"の実の弟
兄同様、線はかなり細いが身長は当時の兄より20cm以上高い
桜木、悪寒「出てきやがった汗、宇宙人2号、、、」
そして交代は何と!!!
里崎!!!!!
「これは?!!!」
湘北にとって
「ややこしい…………???」
桑田「ん?センターの里崎と交代???」
石井「宮益は何番に入るんだ??!」
佐々岡「桜木につくのか??いや、こちらもマークマンを早く決めないと」
それに
晴子、不安げに「桜木君にとって苦手意識とかトラウマとかないのかしら…………???」
桑田「いや、流石に今の桜木にはそんなものはないはずだよ!?」
桜木、流石に!!!!!
あった「あの宇宙人は嫌だ………」晴子図星!!!
桑田「????」
桑田「そ、それよりある程度桜木とやれてた、いや寧ろ相手では唯一桜木とパワーでやりあえる里崎を下げてシューターを投入って海南にとって逆にリスキーじゃないのか?」
石井「いやそれに、一ノ瀬のマークはどうする?せっかく当たってたのに、、、引き続き荒石か?ずらして桜木か??」
佐々岡「海南はどういう作戦なんだ?くそっ、この交代だけで頭が混乱しそうだ」
コートメンバーも戸惑っている
(どうする?とりあえず●●をお前がマークだ)
(あの宇宙人は??)
(ゾーンにするか??)
安西、海南ベンチに目を向ける(知将・高頭君………仕掛けてきましたね、しかも一つの交代だけでこちら側をこうも混乱させるとは………)
高頭は扇子を扇いでいる、パタパタパタパタ
安西、選手に声を掛ける「落ち着いて………流川君、マークマンを確認して下さい…………」
流川が頷き指示
湘北ディフェンスのマッチアップは
清田(182cm)×須形(180cm)
嶋(183cm)×天崎(180cm)
宮益(184cm)×流川(192cm)
安倍(190cm)×桜木(194cm)
一ノ瀬(194cm)×荒石(193cm)
桑田「よしよし、何とか変な組み合わせにはなってないな、とりあえずこれで様子を見れる」
石井「荒石もそのままだし」
佐々岡「嶋と宮益のツインシューターにも気をつけろーー?」
だが、、、
高頭「ツインだと??」
高頭、不敵な笑み「甘い…………」
そう、海南ボールで第2クォーター開始の笛が告げられた瞬間
バッ!!!!!
海南メンバーは目まぐるしく動く、そして、、、
「カーテン!!!??」
その他にも巧みにスクリーンと複雑なカットが駆使され
同時に清田がドライブイン!!!
須形、ついていく!!!
が、
一ノ瀬、外!!!
嶋、外!!!
安倍、外!!!
そして宮益、外!!!
湘北メンバー「えっ????」
清田はその瞬間インサイドアウトのパス!!!!
渡った先は
完全フリーになった、、、神の後継者「嶋ーーーーー!!!!」
天崎、叫ぶ「あぁぁぁーーーーーーー!!!?」(こいつ、また!!?フリーになるの上手すぎかよ)
海南応援団は「イエーーーーーーース!!!!」両手で三本指を立て、スリーポイント成功のジェスチャー
スッ
それは
まるで
絹の糸の様に
繊細にリングを潜る
晴子、ゾクゥ
時が止まったかの後、
爆発、ワァァァァァーーーー
「嶋のスリーポイント!!!」
「海南のセットがスゲーーーー!!!」
「湘北は、後手後手だった」
「そして最終全員スリーポイントラインに立っていた」
弥生「こ、これは、、、」
「近年流行りの、、、」
彦一「スモールラインナップや…………!!?」
第2クォーター、海南の先取点で幕を開ける
湘北19
海南23
続く