2013年02月11日

和歌山の音楽事情について

語っとこう…必要だから



和歌山の音楽事情について






一言で言えば閉塞しきっています、はい


馴れ合い、おざなりという言葉も正しいですし
一番は"いらん遠慮"を使いあう所でしょうか…

というのは、全体にレベルが低いのはもちろんですが、辛口批評家がとにかく少ない事による閉塞感があります

例えば、ライブハウス側、もしくはお客さんでアーティストに『今日俺の演奏どうやった?』と聞かれて、本音で『クソやった』と言える人が何人いてるでしょうか…?!
まぁこれは言い方も考えてあげるべきですが、、、

運営側は営業(経営)もあるので、そう応えれなくなり、お客さんはお客さんなんで、そもそもそのレベルがどのくらいの位置にあるかを知ってる人が少ないと思います

例えば、昨日僕の演奏がダメなら周りの人もそう言ってほしいし、感動してないなら絶対『感動しました』なんて言ったらダメ


もちろん、私も立場上そっち側(ライブハウス)の人間だったのは事実ですし、もし一視聴者として意見求められても、本人目の前にしてストレートに意見が言えるかどうか…

その営業じみた解答こそ、和歌山の音楽をダメにしてるのは間違いないと思います



後、もう1つ気になるのは、
これも閉塞感に繋がるのではと思いますが、過疎地ならではの"世代交代が出来てない"のも僕から見たらスゴい違和感感じます、、、

いつまでたってもビート感のない人らが弾いて歌っておじいちゃんおばあちゃんたちに喜ばれ、歌唱力も全くない人がトップに仕立てられ、、、ご当地ソングをとにかく歌う、この文化だけループする…

別にフォークやご当地ソングをけなしてるわけじゃない
売れたなら人に認められる何か長けたものがあったはずやし
僕自身も大学時代、音楽産業の研究やってたような人間やから幅広く音楽の可能性を見てるつもりです



ただ言いたいのは、
有力者やファンに媚びて、ホントにいいもんを演ろうとする気さえ感じれないミュージシャンが多すぎる、ほらライブハウスに政治家や社長さん良く見るでしょ(笑)ようはお互い票集めしとんねん(笑)


で、どこ行ってもメディアに出てくる人ら!!直ちに若手ミュージシャンにその席を譲るべきやし、メディア側も既得権にしがみついてばかりで、和歌山の事ら何も考えてないよね
ホントの真贋を見極める能力、そして愛と勇気こそが友達なんだよ

これ以上、裸の王様作ってどうするの?と思う


そして、アーティスト側は

『いいもん創ろう』って気が絶対必要じゃねぇ?!自分が納得出来ないもの世に出す? 順番が違うだろって話ですね…
その芯がなけりゃ『何のために音楽演ってるの?』ってなるやん


そのレベルを聴く方も含め皆で養っていかないと和歌山ダメになるって常感じる私



だから真にスゴい人たちは和歌山から出ていくんでしょうね…悲しいかな





上と矛盾しますがね、和歌山にも素晴らしいミュージシャンもいっぱいいるんですよ
そして、神曲もいくらでもありますよ
フォークでもロックでも、ジャズでも、、、若手でもゾッとするぐらい凄腕のミュージシャンがまだまだいてます(今現在)
ただ、その子たちを皆で的確に評価して育てていかなくてはいけないとは思う、
悪い事も感じたらそのまま言ってあげる人が何人いてるか?
だってステージに立ってる人間より、そのへんのスナックのカラオケでアホほど歌の上手い子いくらでもいるもん、、、だからやっぱり友達レベルでも正してあげてほしい
これがスゴイ必要ですよ




話変わるが、集客と音楽力は必ずしも比例はしません(;o;)
これも難しい所で、集客ってのは営業力だからね…それをミュージシャンに全責任負わすんもまた音楽市場の悪い所
それなら、口パクの若いアイドルの握手会つきライブに皆行くもんね…(--;)

これも難しい所でライブハウス側はノルマを課せたいし、それは昔ながらの風潮で『俺らの時代はもっと頑張った、もっとキツかった』って事で、あって当然だなと思う
ただどっちが呼んだからとか、呼ばれたから、頼んだから、頼まれたからでアーティストとライブハウス側の立場を秤にかけるのは一番避けたい話です

これも結構重大な問題で、和歌山の人たちは、家にホンマに帰りたがる、、、(;o;)そりゃ中にはライブハウス巡り好きな人や純粋に音楽聴きにきてくれてる人もいるが、全然少ない
ノーゲストなんてよくある話やし、お互いにお客さん呼ばなあかん〜みたいな微妙な空気になるのもしばしば…(嫌やったな、あの雰囲気)



正直、、、この問題の直接的な解決策はない、、、5年間必死で考えたが解決には結びつかなかった
しかし、綺麗事かも知れないが今回のテーマの総括をすれば""間接的な解決""が待っているかも知れない
それは、『和歌山全体の音楽のレベルアップ』である
いいものにはすぐでなくても待てば人は集まる、アツい気持ちのあるやつには人が集まる…僕は集客とレベルは比例しないと言ったが、アツさや必死さには必ず人が応えてくれると信じる

実力もない、必死でもないんだったら音楽やってる意味ないよね、ホンマに
言い方悪いが音楽やってる(ミュージシャンぶる)とは公表しないでほしいよね

話が連なっていくが、そこでライブハウス側の力が試される
その上で若手、そしてベテランにすらアーティストを伸ばしてあげるという愛が必要だよね
そんなやつを呼ぶんもライブハウスやし、呼んだなら何のアドバイスもしやんとほったらかしにしてたら絶対ダメ!!!
ダメ出しするんも愛やし、『集客頑張ろ、僕らも頑張る』これが相乗効果ですよね


結構アツく書いてしまったが、ようやく書けた感もある私


立場は変わったが、音楽好きがゆえに、今後の和歌山ミュージックシーンをまだまだ盛り上げていきたい
  

Posted by 赤木夏紀 at 15:30Comments(8)音楽思想和歌山の事